アオサギを議論するページ

残り鷺

俳句の世界では、冬になっても渡らず繁殖地に留まるサギを「残り鷺」と言うそうです。鷺そのものは、年中見かける所が多いせいか季語ではないらしいのですが、残ったという条件がつけばこれは別。こちらは冬の季語になります。

そんな残り鷺たちに会ってきました。写真は札幌近郊、工業団地の一角にある冬ねぐらです。拡大してもらえると分かりますが、木のてっぺんに点々と6羽ぐらいとまっています。よく見るともっと下のほうにも何羽かいます。普通、こんなふうに樹冠にサギが並ぶ光景はあまり見かけません。だいたいは木の中ほどにぽつりぽつりと佇んでいて、そのつもりで見ないと気付かないものです。じつはこの写真、サギの群れが飛来した直後に写したものなのです。とりあえず、どこでもいいから適当な場所に下り立ったというわけですね。ただ、木のてっぺんは枝が細くて不安定なのか、樹冠にとまっていたのはほんの数分で、この後間もなく1羽、2羽と下のほうに移動していきました。

ところで、今回この冬ねぐらで見かけたアオサギは合計24羽。多少は餌場に行っているのもいるかもしれませんが、ここで越冬するのは毎年だいたいこのぐらいです。そして、24羽のうち3羽が今年生まれの幼鳥。これからどんどん寒くなって、どっさどっさと雪が降り積もるのに、それを知ってか知らずか(まあ、今年生まれなので知る由もないですが)本当に大丈夫なのでしょうか。なんとなくぶらぶらしているうちに渡りそびれてしまったのか、それとも思うところがあって自分の意思で残ったのか、知りたいところです。


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