アオサギを議論するページ

州の鳥法案

アメリカのワシントン州で、州の鳥をWillow Goldfinch(オオゴンヒワの一種)からオオアオサギに変えようという法案がつくられたようです。あちらではオオアオサギは人気のある鳥なので、この法案も大いに歓迎されるのかと思ったのですが…。話はそう簡単ではありませんでした。新聞記事(The News TribuneKitsup SunThe Seattle Times)や読者のコメントを見ると否定的な意見が大半なのです。その理由は、「こんな不景気な折に、しかも他に重要法案が山積しているというのに、貴重な税金を使って州の鳥をどれにしようかなどと遊んでいる場合か!」というもので、なるほどこれは正論です。救いは、オオアオサギが相応しくないとか嫌いだとかいう意見がほとんど無かったことでしょうか。

一方、記事や市民の反応に対する議員側の弁明がこちらに載っています。どうやら、オオアオサギを州の鳥にして欲しいという12歳の少女の手紙がきっかけだったようですね。同ページではその手紙を公開しています。そして、「大半の人にとっては取るに足らない問題でも、少なくとも一人の人間にとってはそれが全世界を意味するほど重要な問題になる場合もあるんだよ」と。確かにそれも一理あります。ただ、法案を出すタイミングはもう少し考えたほうが良かったのかもしれませんね。

この話にはおまけがあって、別の議員が「州の飲み物」をコーヒーにしようという法案をつくっているようなのです。調べてみると、あちらには「州の鳥」や「州の木」などと同じように「州の飲み物」というのがあって、50州のうち30州近くが自分たちの州の飲み物を定めているのですね。そのリストを見ると、大半はミルクで、中には水という州も。
あちらの政治や経済状況についてはよく分かりませんが、余裕のある暮らしをしている人ばかりでないことは確かでしょう。市民の怒りも少し分かるような気がします。

果たして、オオアオサギはワシントン州の鳥になれるのでしょうか?


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