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北日本新聞
虻が島のSOS

想像を超える光景にがく然とした。先月末、氷見市の県指定天然記念物・虻が島に、取材で約20年ぶりに訪れた時のことだ。アオサギの営巣が問題となる島では、樹木や草花がふんで真っ白に覆われ、鼻を突く臭いが漂っていた。

市北部の灘浦地区の沖合にある虻が島は、北方系と南方系の希少な植物が自生する。小学生のころ、当時はまだ遊覧船で渡ることができ、海水浴に出掛けた。無人島を散策し、海に入って魚を探す。冒険気分を味わえ、楽しかった思い出として強く印象に残っている。

近年はアオサギの被害が深刻だ。ふんは樹木と草花を枯らし、巣作りで枝も折られる。巣を除去するなど対策は講じられてきたが、十分な成果は出ていない。そんな中、エゾヒナノウスツボやハマウドといった珍しい植物が力強く茎を伸ばしていたのは救いだった。

市や県は根本的な解決に向けて協議を進めるものの、早急な対応が求められる。立山連峰を背景に富山湾に浮かぶ風景も知られるが、枝の減少で陸から見た景観が変化したという住民の声もある。島がSOSを出していることを多くの人に知ってほしい。(氷見総局 七瀬智幸)

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