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コロニーの形態

コロニーの形態

2013/05/04(Sat) 22:23      このは      アオサギ低木営巣

1770数日前にアオサギが低木で営巣しているのを発見しました。

私は初めて見つけたのですが・・・ 結構普通なのでしょうか?

場所は檜山館内ですが・・・ 同じ町内に2カ所ありました。

お暇な時で結構です。道内&道外の情報を教えて下さい。


2013/05/05(Sun) 11:59      まつ@管理人      Re: アオサギ低木営巣

1771これはまた変わった営巣風景ですね。少々シュールな感じもしますが。少なくともよくある営巣形態とは言えないと思います。ただ、全く無いわけではなく、道内でも似たような状況がいくつか見られています。写真は10年ほど前に岩見沢の幌向川ダム湖にあった巣です。ここのアオサギはもともとダム湖に面した斜面林にコロニーをつくっていたのですが、その後、湖面上に設置してあるブイ上で営巣するようになり、その一部(たぶん3つがい)がこのようなところにも巣をかけるようになりました。現在ではブイ上の巣はすべて無くなっており、枯死木にかけられた巣もすでに無くなっていると思います。ついでに、ブイ上の巣ということでは小樽の朝里川ダム湖でもかつて同じような例(1巣のみ)がありました。しかし、こちらもその後、放棄されています。水上での営巣は道内では他に岩見沢市宝池朝日町三栄で知られています。これらのコロニーはいずれも農業用の貯水池に面したヤナギ林にあり、春から夏にかけて水位が上がるため、ちょうどアオサギの繁殖期の間だけ営巣木が半ば水没するという環境です。結果として巣が水上に隔離されるわけです。なお、宝池のコロニーは現在は消滅しています。三栄のほうはもしかしたらまだ営巣を続けているかもしれません。

アオサギがこのような場所に巣をつくるのは地上の捕食者から逃れるためだと思われます。具体的にはヒグマとアライグマのいずれか、あるいはその両方が原因ではないかなと。この両者は営巣木をよじ登ってアオサギの卵やヒナを捕食しているのが道内でも実際に目撃されています。このはさんが観察されたアオサギも、前に営巣していた場所でこれらの地上性捕食者に襲われた体験があるのかもしれませんね。

ところで、今回このはさんがご確認された2ヶ所のコロニーについて、もし差し支えなければどこにあるのか場所を具体的にご教示いただけないでしょうか? 道内のコロニーについては皆さんからいただいた情報を頼りに調べており、この掲示板ももとはと言えばそうした情報交換の場に利用できればと思って開設したような次第です。道内には現在80前後のアオサギコロニーがあると見積もっていますが、私の知る限り檜山管内では江差に2ヶ所あるのを把握しているだけです。そのうち1ヶ所はこのページにあるコロニーで、これも10年ほど前に調査したきりで現在どうなっているのか分かりません。なお、江差と書いていますけど、コロニーがあるのはちょうど厚沢部町との境界付近で、厳密には厚沢部側に位置しています。もしかして、このはさんが撮影されたのはここのことでしょうか? もっとも、私が調査したときは普通に樹上で営巣していました。いずれにしても、水上営巣ということも含め大変貴重な情報ですので、なんとかご連絡をいただければと思います。

私が檜山管内で知っているもう1ヶ所のコロニーというのは、これもまた変わったところにあります。昨年、はじめて確認されたもので、上に書いた江差コロニーから西に約1.4キロほどのところ、海上の岩礁にあるのです。厚沢部から227号線を江差方面に向かい、道が海沿いを走るようになってほどなく見えてくる小さな岩礁です。陸から200メートルほどのところで、昨年は岩の上に直接巣材を置いて十数つがいが営巣していたということです。こんなところに巣をつくるのも、やはり本来の樹上営巣ができない何らかの事情があってのことなのでしょう。このはさんが観察されたアオサギのこともありますし、檜山地方ではサギたちにとってあまり有り難くない事態が進行しているのかもしれませんね。


2013/05/05(Sun) 13:53      mini1000th      Re: アオサギ低木営巣

1772当方北海道ではなく恐縮なのですが、岐阜県の様子をお知らせします。貯水池の柵のようなものの上で、巣作りに精を出している夫婦の写真です。近くには道路があり、クルマがよく通っていますし、散歩の方たちも通るような場所です。

昔に比べると自然が破壊され、アオサギたちも行き場がなくなったのでしょうか。逆に騒がしく、人が通ったりする場所の方が、落ち着くのでしょうか。いづれにしてもこういう風景を見ていると、私は切なくなります。


2013/05/05(Sun) 16:23      まつ@管理人      Re: アオサギ低木営巣

今回はたまたま道内の話題になっただけで、全国、全世界、アオサギのことならどこの話題でも大歓迎です。

この写真は切ないですね。このはさんのはまだ自然の中の出来事ということで事実をありのままに受け入れられますけど、同じように特殊な営巣形態とはいえ、こちらは私たちが彼らに何をしてきたのかと大きな問いを突きつけられているようでかなりショックです。仲の良い夫婦に見えるだけにいっそう不憫。「日本の野生動物」とかいうタイトルでナショナルジオグラフィック誌にでも載っていそうです。

アオサギがこうした営巣環境を選ぶ理由ですが、騒がしいほうが落ちつくということはまず無いと思います。人の生活圏とは距離を置いたところで営巣するのが彼ら本来の姿ですし、そうした場所に何らかの理由で居られなくなり、なんとか営巣できるのであれば多少の不都合は我慢しているというのが実情ではないでしょうか。

ところで、これと同じような人工構造物上での営巣例を昨年ネットで見つけています。場所は神奈川県大磯町で、今年も同じところで営巣しているそうです。ついでに普通ではない営巣形態のアオサギたちをいくつかご紹介。こちらは大阪府大阪市鶴見区の人工構造物上での営巣。巣を載せているのは取水口か何かでしょうか。ここは公園内の人目につくところのようで、多くの方々に見守られながら子育てしているようです。動画もあります。この動画を撮られた方によると、もともと巣をかけていた松の木が伐採され、止むなくこんなところに引っ越してきたそうです。続いて香川県さぬき市。こちらも人工構造物で、プランターを載せた花筏ということです。最後は兵庫県豊岡市のヨシ原での営巣です。ヨシ原での営巣はこのほかにも国内で数ヶ所見つかっています。こちらは人工物に巣をつくる場合と異なり単独ではなく集団での営巣になります。

このはさんに紹介していただいたようなケースは道外では私は聞いたことがありませんが、水上の人口構造物での営巣や水辺付近での地上営巣の事例はたまにあるようです。とくにアオサギの営巣に適した樹林が少ない都市域ではこうした特殊な営巣形態が稀でなくなりつつあるような気がします。

こうした事例を見聞きすると、アオサギの環境適応力の逞しさに感心させられることはもちろんなのですが、それだけではダメなのですね。今回のmini1000thさんが撮られたアオサギを見てそのことを痛感させられました。あまりに大きなインパクトのある1枚でした。


2013/05/05(Sun) 19:06      mini1000th      Re: アオサギ低木営巣

神奈川県始め各地の特殊営巣状況、確認させて頂きました。
ありがとうございます。

そうですね、野生動物が人の気配のするような場所に好んで巣を作るはずがないですよね。現代の環境に順応しないと生きていけない現状がきっと、あるんですね。

私が20年程前に通っていたシラサギのコロニーも住宅地開発のために半分以上が伐採され、今では一羽も居ません。糞害もあって、駆除の動きもあったと聞きます。
今では高速道路のインターチェンジの木々にシラサギのコロニーがあると聞きます。そんな所で巣作りをしなければならない現実があるようです。そこは、そんなシラサギを可哀そうに思ったのか、街ぐるみで保護しようという動きがあるようです。嬉しいことですね。

今回私はこの現場を見てほんとに切なくなりました。
足場の悪い場所へ、一生懸命枯れ枝を運び、夫婦で力を合わせて巣作りをしていました。

一連の行動を何枚か撮った中の一枚です。

人間の都合で野生動物が犠牲になっていることは事実です。
魅せられたアオサギ。私はこの美しい鳥が絶滅危惧種にならないことを祈りたいと思います。


2013/05/05(Sun) 19:42      このは      Re: アオサギ低木営巣

1775早々のレス&ご丁寧な説明、ありがとうございます。
沢山似た様な事例はあるのですね。
アオサギの適応力に驚きました。

今回の写真はブログにも書いたのですが・・・
URLが入れられない様なので「ビデスコや」で検索して頂けるとかなり上位に出てくると思います。

距離が遠い上に天気が悪くて解りにくいですが、せたな町真駒内ダムに30前後の巣が有りました。

最初の写真は、同じくせたな町北檜山地区の国道229号沿いの小さなため池でした。


2013/05/05(Sun) 20:23      まつ@管理人      Re: アオサギ低木営巣

ご紹介いただいたブログですが、さっそく「ビデスコや」さんで検索してみたところすぐ見つかりました。
    「ビデスコや」さん(2013年5月4日の記事)

最初の写真もさることながら、今回のもまたびっくりです。ほとんどの巣が水面ぎりぎり、というかすでに水没しかけているところもあるようで…。これはもう水位がこれ以上にならないことを祈るしかないですね。

それから、コロニーの場所を教えていただきありがとうございました。アオサギの生息状況を把握しておかないことにはアオサギの保全もなにも言えませんから、このような情報は本当に助かります。近いうちにぜひ訪ねてみたいと思います。

2010/03/23(Tue) 07:36      まつ@管理人      風通しは良さそうですが…

数年前のエイプリルフールで、札幌のテレビ塔にアオサギが営巣したと嘘を書いたことがありました。でも、そんな嘘が全くの絵空事ではないと思わせるような事態がすでに名古屋のほうでは起きているようです。
3月21日付け朝日新聞の記事
写真が小さくて分かりにくいですが、確かにアオサギも営巣しています。画面左上方に飛んでいるのはカワウ。画面中央からやや右下の小さな巣にいるのは、首を縮めて佇むあの独特の姿からどうもアオサギのようです。

それにしても、こんなところに巣をかけていると風の影響をまともに受けそうですね。先日の大風は全国的に吹き荒れたと思いますが、ここの巣は大丈夫だったのでしょうか。

2007/11/07(Wed) 13:25      ダイナママ      無題

コロニーの場所として選ぶ条件ってのはあるんでしょうか?


2007/11/19(Mon) 20:26      まつ@管理人      Re: 無題

コロニーの場所を選ぶ際の条件、これは確かにあります。アオサギのほうでいうと、何より大事なのは外敵(とくに人)の侵入が無いということです。空から襲ってくる敵は防ぎようがないとしても、地上から簡単にアプローチされるような場所にコロニーはつくりません。ただ、最近は人が頻繁に往来するような場所にもつくるようになってきたので、それが絶対というわけではないようですが。

ほかに営巣場所として必要な条件は、巣材が集められる場所であることと、隣接した場所にちょっとした水辺があることなどです。巣材がとれるとれないはけっこう重要で、たとえば鬱蒼とした森の中にはアオサギのコロニーはありません。というのは、彼らは体が大きいので、樹冠部から枝葉の生い茂る中をくぐって巣材の落ちている林床に下りることが難しいのです。彼らのコロニーのほとんどが林縁や孤立林にあるのはこうしたことも理由のひとつです。

隣接する水辺というのは、餌場である必要はないのですが、彼らの生活には何かと役に立ってます。まず水辺があると(これは敢えて水辺である必要はないのですが)空間が立体的になるので、風の強い時などそこに降り立って風を除けることができます。とくに強風の時でなくても、そういった場所を休息の場として利用していることは多いです。
このような水辺は、巣立ったばかりの幼鳥たちにとってはいっそう重要です。彼らは巣立ってすぐ遠くの餌場に向かうことはなく、巣を出て1週間くらいはコロニーの周辺をうろうろしています。その時期、コロニーに隣接した水辺は、彼らがエサを獲るための格好の練習場になっているのです。

2007/04/25(Wed) 20:55      エゾミユビゲラ      無題

嵐山のコロニーは2005年に2度目の移動をして、現在山を下って、道路から50メートル程の所にあるドイツトウヒの林に営巣しています。興味深い事に、元のコロニーは広葉樹でしたが、今回はドイツトウヒに限局して、広葉樹には全く手を出しません。
多くのコロニーが針葉樹に移行する傾向にある様ですが、どういう事なのでしょうね?


2007/04/26(Thu) 18:55      まつ@管理人      Re: 無題

針葉樹に営巣するケースは北海道ではたしかに増えています。理由としては、戦後盛んに植林された針葉樹が営巣するのに適した樹齢になったこととか、地上からの捕食者にとって針葉樹のほうが登りにくいこととか、いくつか思い浮かべることはできますが、いずれも確信できるようなものではありません。各コロニーの環境や歴史をひとつひとつ丁寧に見ていけば、針葉樹に移った理由が少しは見えてくるかなとは思うのですが。

2007/04/09(Mon) 20:19      ごんべ0212      なんと アパートの近くに・・

最近、調整池に行ってもアオサギに出会いません。今日、調整池で出会った方にアオサギのコロニーを教えてもらいました。なんと近くにはアパートなど住宅がたくさん。最近は営巣にも大変なんですね。


2007/04/10(Tue) 00:04      まつ@管理人      Re: なんと アパートの近くに・・

そうなんですね。最近はそういうところが増えてきているのです。私の住んでいる北海道でも、民家の裏庭や住宅地に囲まれたショッピングセンターの敷地内など、ほんの10年前までは考えられなかった場所で営巣するようになりました。

昔とくらべて、もしかするとアオサギの餌場環境は良くなってきたかもしれません。けれども、営巣環境のほうは明らかに貧弱になっていると思います。ただ、アオサギは柔軟な発想のできる鳥(環境適応力が強いってことですね)なので、それまで利用したことのない環境でも営巣場所として開拓できるのです。
町に出てきたアオサギを見ると、どこでも繁殖できる鳥だと思ってしまいがちですが、彼らがなぜ町の中で子育てするようになったのか、その原因を考えることが必要かなと思います。

写真は札幌市内のジャスコ駐車場裏にあるコロニーです。林の周りはぐるりと住宅地。この地域のアオサギに与えられたおそらく最後の砦です。

2007/02/22(Thu) 20:21      ぴょん吉      今年も来ました!

我家の隣の神社に、今年もサギ達がやって来ました。明け方にギャッギャッと鳴くので、もしや…と思ったら、5~6羽、木の上に止まっておりました。去年より1ヶ月早いかもしれません。また可愛いヒナたちを見ることができそうで、楽しみです。場所は国道沿いで、住宅と工業が多い地域なのに、不思議です。小さな池もあり、神社ということで、サギ達にとってはいい環境なのでしょうか。


2007/02/23(Fri) 21:22      まつ@管理人      Re: 今年も来ました!

私は北海道以外のアオサギの状況についてはよく知らないのですが、全国的に見ればアオサギが神社の林に営巣するケースはかなり多いように思います。サギたちが子育てできる場所がそういうところにしか残されていないということかもしれません。まあそれで問題なければ良いのですが、神社の木はしばしば天然記念物だったりするので、アオサギがその辺の事情をわきまえずに(当たり前ですが)やって来てくるとトラブルになります。ぴょん吉さんのところがそうでないことを祈るばかりです。

神社の社叢林はアオサギの好む営巣地のひとつだと思いますが、北海道だと牧場に隣接した林で子育てしていることがけっこう多いです。まあ道東や道北にあるコロニーは自然とそうなりますね。あと意外に多いのが砕石場に隣接する林。こういうのは多分に地域差が出ると思うので、いろいろな地域で比較してみると面白そうです。
そういえば、筑波のサギはパチンコ店やラブホテルの裏に営巣することが多いと以前聞いたことがありました。

写真は数年前に鳥取で撮したものです。神社へと続く石段の途中にコロニーがありました。


2007/02/27(Tue) 19:17      ぴょん吉      そうなんですね~☆

詳しいお話、ありがとうございます。こちらのサイトを見つけて、その情報量に驚きました。一気に、私にとって身近な鳥になっています。アオサギは去年からやってくるようになったのですが、おっとりしていて可愛いですね。あれで水中の魚を捕まえられるなんて想像できません。数日前は、カラスに追いかけられていましたが、慌てる風でもなく、優雅に飛んでいました。

こちらは阪神地区で、大阪空港も近く、工場や住宅、マンションが密集しています。神社は幼稚園の運動場くらいですが、樹木(クスノキ)がうっそうと茂っていて、周囲とは別世界です。

2006/09/24(Sun) 17:16      tampopo39      池の土管で子育て

2005年に熊本県鹿央町の公園の池の花菖蒲用の土管でアオサギが営巣し、2羽が巣立ちました。今年は営巣しなかったのですが、時々古巣の上にアオサギが立っています。
昨年の子育てを週末に3月下旬から7月まで観察してきたのですが、池の巣ですので、見物人も多くヒナたちは見られることに慣れていました。巣立った後も近くでウロウロしているときは、2mくらいまでは近づいても平気でした。親鳥も私たちのようにいつも通うカメラマンには慣れていて、あわてて巣から飛び立つことはありませんでした。始めての人やばたばた動く人の時はすぐ飛び立っていました。私はいつも同じ上着を着ていくようにしていました。やはりアオサギも人を見ているのでしょうね。
それに人の目があるとカラスからヒナを守ることにもなったようです。


2006/09/24(Sun) 22:13      まつ@管理人      Re: 池の土管で子育て

花菖蒲の代わりにアオサギが咲いたのですね。
日本じゅう探してもおそらく数えるほどしかないと思われる水上営巣ですが、写真をしばらく見ていると、まあこういうのもありかなと妙に納得してしまうから不思議です。地上からの捕食者がいてもここなら安全ということでしょうか。大雨で水かさが増したときどうするかという別の問題が出てきそうですが。


2006/09/26(Tue) 23:33      tampopo39      Re: 池の土管で子育て

実は大雨が降って心配したことがあったのですが、堰の板を1枚あけてあって、ギリギリ大丈夫でした。聞くと池から田への水やりを巣立つまで待ってあったということでした。

2006/04/30(Sun) 20:53      早矢仕つとむ      愛知県稲沢市にも

愛知県稲沢市矢合町にもここ数年アオサギが飛来してきて、コロニーを形成しています。現在樹上に5つがいほどが生活しています。人家の近くですが、生息には問題がないでしょうか? 近日中に写真を撮り報告したいと思います。


2006/05/01(Mon) 01:34      まつ@管理人      Re: 愛知県稲沢市にも

愛知県のアオサギといえば、汐川干潟のヨシ原での営巣が有名ですね。地上で営巣している所は日本ではごくわずかなので。

さて、人家近くの営巣で問題はないかということですが、最近のアオサギは人里離れたところに適当な営巣場所が無いということもあり、市街地のちょっとした林に巣をかけることも多くなりました。彼らが敢えて選んだ場所ですから、周辺の環境が急に変わったりしなければ、彼らが住む分にはとくに影響はないと思います。ただ、人家の近くとなるとコロニー周辺に住む人がどう考えるかでしょうね。状況によっては、鳴き声や糞が問題になる場合がありますから。けれども、5つがい程度であればよほどのことがない限り大丈夫なのではないでしょうか。

コロニーの写真お待ちしております。


2006/05/06(Sat) 07:45      早矢仕つとむ      稲沢矢合

稲沢市矢合の営巣ですが、その後7つあることが分かりました。陰に隠れていて分かりにくいものもあるので、もう少しあるかもしれません。巣の下は、道路ですので、登下校の小学生、自動車など結構な通行量です。余りよい写真が撮れなかったのですが、添付しておきます。


2006/05/06(Sat) 16:37      まつ@管理人      Re: 稲沢矢合

巣があるのは松の木ですね。本州以南のコロニーは松林に多いというイメージがありますが、あんな所に乗っかってチクチクしないんでしょうかね。

巣の下が道路ということで、右の写真を添付してみました。これはアフリカのとある田舎町の中心部。左の建物がマーケット、右が銀行です。よく見ると木のてっぺんに鳥がとまっているのが分かりますが、これはズグロアオサギというアオサギの仲間で、じつはこの木がコロニーになっています。御覧のようにコロニーの真下を人が歩いています。これを見たときは、こんな場所にも営巣するのかと驚いたものですが、いまでは私の住んでいる北海道でもこれに近い環境でコロニーをつくっているケース(さすがにこれほど露骨ではありませんが)もありますし、人の往来の頻繁なところでの子育てというのは今や珍しいものではなくなってきたようです。

ちなみに、写真のコロニーでは、巣からヒナが落ちると通行人が拾って帰り、晩のおかずにするそうですよ。

2006/03/26(Sun) 18:04      七色広美      青鷺の巣作り

近くの神社の高い木の茂みにどうやら青鷺が住んでいるようです。河川から一本ずつ幹を運んでいる青鷺を何度も撮影しました。青鷺は高い所でしか住まないのでしょうか


2006/03/27(Mon) 22:42      まつ@管理人      Re: 青鷺の巣作り

アオサギの巣作りは見ていて楽しいですよね。木の上に小枝を組み合わせて一抱えもあるような大きな巣をつくるわけですが、そのつくりはとてもしっかりしていて大風が吹いても滅多なことでは落ちません。人間が同じことをやったとして、巣そのものは何とかつくれると思いますが、果たして巣が落ちないように固定できるかどうか、相当に難しい気がします。

さて、その巣がかけられる場所についてのご質問ですが、普通は高い木の上が多いようです。けれども必ずしもそうでない場合もあって、状況によっては地面に直接巣を作ることもあります。日本でも川の中洲で繁殖しているところが数ヶ所知られていますし、ダム湖のブイ上で子育てしているユニークなサギたちもいます。写真は北海道のアオサギですが、捕食者から逃れるため止むなくこんな場所にやって来たようです。ここなら地上の捕食者(たぶんヒグマ)に襲われることはまず無いでしょうから。

2005/05/10(Tue) 00:46      とし寄り人      コンビナートの鳥(アオサギ)

岡山では水島コンビナートの工場の屋根裏がアオサギのコロニーになっています。下は工業GASのタンクなのでそのままにしています。時々冷えたスラブの上で、羽根を繕っています。個人ではアオサギは好きな鳥ですが、岡山では一部害鳥よばわりされています。

倉敷市の美観地区(観光地)にもいますが、コロニー防止のためピアノ線を松の木に張っています。


2005/05/11(Wed) 19:23      まつ@管理人      Re: コンビナートの鳥(アオサギ)

私の住んでいる北海道でも樹上以外の場所に営巣したり町中に営巣したりという例が近年目立ってきています。けれどもさすがに工場の屋根で子育てするサギはまだいません。2、3年前に博多の中洲の廃ホテルを数十羽のアオサギが占拠したということがありました。営巣していたわけではなく、ネオンに照らされた餌場が目の前にあるので建物の屋根をねぐらにしているということのようでしたが。岡山の場合はまさに子育てをしているということで、こうなると次はいったいどんなことになるのでしょうか?
そういえば何年か前に実家の松山に帰省したときの話ですが、ササゴイが民家のテレビアンテナに巣をつくっていたのを思い出しました(写真が出てきたので貼っておきます)。しかも1ヶ所だけでなく町内のあちこちで営巣しているのです。アオサギがアンテナに巣をつくるのはさすがに無理だと思いますが、ヨーロッパのコウノトリのように民家の屋根や煙突に巣をかけるようなことはいずれ起こるかもしれませんね。

2003/08/31(Sun) 09:16      中川 清      コロニーから単独繁殖へ?

最近自宅の周辺にサギが姿を見せるようになってきました。今までも時折目にしていたのですが、最近はチョット様子が違います。第一に、非常に頻繁に採餌にやって来ますし、ゴイサギも川の側の木の枝を塒にしているようで、一日中おります。自宅周辺は農村地域で餌は非常に豊富ですし、誰も脅したりするものがいませんので安心しているようです。ただ少し関心を払っていますのは、コロニーを離れて単独で営巣する個体が増えているのではないかということです。勿論目立って変化が現れていると言うことではありませんが、個体の習性を断ち切ってまで営巣するその事に関心が引きつけられます。もし単独営巣のデーターがございましたらご教示いただけませんでしょうか。ちなみに昨年一昨年と自宅近くで単独巣を一つずつ確認しています。


2003/09/02(Tue) 19:10      まつ@管理人      Re: 単独繁殖

今まであまり目にしなかったサギが近ごろ頻繁に見られるようになったというのは、やはり繁殖が終わってサギの分布域が広がったからでしょうか。それにしても、アオサギだけでなくゴイサギもいるというのは贅沢な風景ですね。

さて、単独営巣ですが、私の分かる範囲(北海道内だけなのですが)では4ヶ所あります。そのうち2ヶ所(阿寒湖湖畔、中標津)はずっと前に放棄されました。他の2カ所(ウエンシリ、篠津)は今どうなっているか不明です。過去に道内で存在したコロニーは百ヶ所ちょっとですが、そのうち単独営巣が4ヶ所というのは多いのか少ないのか微妙なところです。ただ、巣の数で考えると、現存コロニーだけでも合計3,500巣程度はありますから、道内のアオサギ個体群全体から見ると単独営巣はかなり珍しいことだといえます。といっても、たったひとつがいで営巣しているわけですから、人目につきにくいだけで実際はもっとあちこちにあるのかもしれません。道外の他の地域ではどうなのでしょう? 北海道に比べるととくに都市部では小規模コロニーが多いと聞きますが、単独営巣も稀ではないのでしょうか?

単独営巣の場合、大きなコロニーのように何十年も続くとはまず考えられません。ほとんどの場合、人知れず巣がつくられ1、2年営巣した後、また人知れず放棄されているのではないでしょうか。単独営巣の事例ををあまり知らないのではっきりしたことは言えませんが、子育てをするのに十分な餌資源が一ヶ所に集中してあるような場合には単独営巣も可能なのでしょう。例えば、先ほどの阿寒湖湖畔の単独営巣というのは、コイの養魚池に面して巣が作られたケースで、餌場環境としてはまさにそのような条件を備えていました。ただ、池にネットが張られたため巣は間もなく放棄されましたが。ともかく、アオサギの餌がそういった状態にあることは自然状態ではあまり無いので、普通は集団でいるほうが繁殖する上で利点が多いということなのでしょう。

本来集団で繁殖する鳥がなぜ単独で営巣するのかという点ですが、やはり鳥の個性を考えないわけにはいきません。個性という言葉が不適切であれば、行動の個体差、考え方の個体差とでも言えばよいのでしょうか。当然のことながら、サギであっても一羽一羽育った環境も違えばそれまで体験し学習したことも違うわけで、彼らなりの個体差があるのは間違いありません。人間から見るとどのサギも外見が同じに見えるので、それぞれが違った考えを持って生きているというのは感覚的に受け入れにくいのですが、人間が思うほどには彼らの生き方は画一的ではないようです。

ところで、単独営巣に挑戦するのは、独力でやっていける自信のある経験豊かな個体でしょうか。それとも冒険心の旺盛な若い個体でしょうか。いずれにしても、繁殖ですから自分だけではやっていけません。まずは、変わったやり方につきあってくれる奇特なつがい相手が必要ですね。

2003/05/27(Tue) 21:14      まつ@管理人      水辺での営巣

アオサギが巣をつくる場所といえば木の上と相場が決まっていますが、わずかながら例外もあります。本州や四国のほうでは葦原に地上営巣する例がいくつかあるようです。今のところ、北海道で地上営巣は確認されていませんが、その代わり水に浮かぶブイの上に営巣している変わったコロニーがあります。この掲示板でも何度か出てきた幌向ダムのコロニーがそれで、ここでは今年も30近くのペアが子育てをしています。

ところで、同じ水上営巣でも、水中から伸びた木が利用される場合もあります。これまで北海道では、貯水池に面したヤナギ林に2ヶ所そのようなコロニーが確認されていますが、これらのヤナギ林はせいぜい4、5mの樹高で、池の水位が高い時には半ば水没してしまいます。地上2、3mまで水に浸ったヤナギに点々と巣が乗っかっているわけですが、巣によっては水に浮かんでいるのではないかと疑うものさえあるくらいです。

なぜ、このような場所に営巣するのかについては、まだきちんとした説明はできません。アライグマなど地上性の捕食者を避けるためという理由もありますが、それだけで説明できるのかどうか。いずれにしても、水没するヤナギ林という特殊な環境を開拓したアオサギの適応力には目を見張るものがあります。

そんな営巣地のひとつ、北海道朝日町のコロニーにこんなエピソードがあります。数年前、大雨で鉄砲水が出た時、ヤナギの低い枝にかけられていた巣が浸水し甚大な被害が出ました。その夜、コロニーはアオサギの悲痛な叫びで満たされたといいます。感心するのは、このような状況にアオサギがきっちり対応することです。このことがあって以来、アオサギはなるべく上のほうに巣をかけるようになっということです。

2002/06/02(Sun) 14:41      まつ@管理人      ササゴイの事情

今年3月頃、この掲示板に松山での営巣木伐採について書いたことがありました。アオサギでなくササゴイなのですが、神社境内にある営巣木のクスノキが伐採されたという話です。松山はたまたま私の実家なので、先日電話をかけた折り、その後日談を聞くことができました。どうやら一部のササゴイは木に営巣するのは諦め、テレビのアンテナを新しい居住地と決め込んだようです。神社すぐ横の民家に3巣、そこから約300m離れた所に2巣、さらに別の方向へ同じ距離をとって1巣、全てアンテナです。同時に複数のペアが同じ行動をとったところを見ると、その場しのぎの突発的な行動ではなさそうですね。もともとここは何十もの巣があったところなので、この先続々と他のアンテナが占拠されるという事態もありそうです。巣をかけられた家の人にとってみれば家そのものに巣があるわけですから、近くの木にコロニーがあるのとは違い、糞や鳴き声の被害もより直接的でしょう。ただ、営巣するのは一軒あたり一家族のみと考えれば被害は最小限と考えられなくもありません。人間の立場からすれば局所的で大規模だった被害が小規模広域化したことになります。さて今後どのような展開が待っているのか。実際そこに身を置いている人でなければ実感できない問題ではありますが、いずれにせよ決定権はいつも人間側にあるのです。

2002/05/06(Mon) 23:52      まつ@管理人      裏庭のアオサギ

アオサギのコロニーというと、だいたいこういうものだと皆さんイメージされるものがあると思います。私も少し前まではある程度固定された概念がありました。しかし、最近、いろいろ変わった場所にコロニーができるのでイメージがだんだんぼやけてきています。ブイの上の営巣というのは変わった場所の最右翼ですが、特に変わった場所でなくとも、本来なら人を警戒して近づこうともしないような場所にコロニーが造られる場合もあります。たとえば、先日行った夕張のコロニーは、民家のすぐ横にありました。文字どおりすぐ横で、営巣木の真下は犬小屋という有り様です。犬がわんわん吠えようと、人が真下から見上げようと、サギは一向に頓着せずこちらを振り向きさえしません。あれほど警戒心が強かったはずなのに何か違う鳥のようで妙な気持ちでした。このコロニーはたぶん百巣くらいの規模でしょう。巣のほとんどは民家から7、80mばかり離れた山間にあります。そのうち7つがいだけが民家にくっつくようにして営巣しているのです。これまで札幌近郊のいくつかのコロニーで住宅街に営巣しているケースがありましたが、それは他に営巣できる林がないからだと思っていました。けれども、夕張の場合は民家の裏がすぐ山という状況で、営巣木が不足しているわけではありません。造ろうと思えば造れるスペースはあるのに、これらのペアは敢えてコロニーの本体から離れ、人の生活圏内に巣を造ってしまったのです。一体何故でしょう? 「人の存在などもともと眼中にない」のでしょうか。それはちょっと考えられません。もし、積極的に人のいる場所に近づいたということなら、その理由は何なのでしょう? それとも、近づこうとしたのは人でなく、もしかして犬?

2002/05/05(Sun) 12:43      まつ@管理人      湖面での巣作り

昨日朝のNHKで、アオサギの葦原営巣が紹介されていたそうです。葦原にあるコロニーというと、これまで愛知の例が知られていましたが、今回は徳島の川の中州だそうです。今後、地上での営巣が増えてくるのか興味のあるところです。他に変わった営巣スタイルを御存知の方がいましたら是非教えて下さい。
さて、ここ北海道では地上営巣は今のところ知られていません。が、代わりに湖面営巣?というのがあります。この掲示板で何度も出てきた幌向のコロニーがそれで、ダム湖に浮かべられたブイの上に巣をつくるというものです。ブイは樽型のもので、80個ほどがロープでまるくつながれています。私がおととい見に行ったところ、27巣で営巣しているのが確認できました。
ところで、4月23日の「がんけんさわさとう」さんの報告では、巣の数は44個でした。たった10日あまりで3分の2以下になったわけです。先月下旬、春の大風が吹き荒れたので、多くの巣が卵もろとも落ちていったのだと思われます。私が見たのは風もなく穏やかな日、鴬のさえずりが湖面によく響いていました。多くの巣は抱卵の最中でしたが、中にはまさに巣を造り始めたばかりのペアもいて、水面に浮かぶ巣の残骸から巣材を抜き取っては運んでいました。風で巣を落とされ、また一からやり直しているのでしょう。落ちては造り、落ちては造りと、まるでシシュポスのように…。そんな中、大きくて頑丈そうに造られた巣では、既に小さなヒナが生まれていました。この環境では、巣作りの腕前に長けた熟練者だけが上手くやれるのでしょう。
果たして、この先どれだけの巣が残るのか…。今日も札幌では風がびゅーびゅー吹いています。

2002/01/18(Fri) 21:35      清水 純      水上営巣の悲劇

大抵のダムでは枯れ木やゴミなどが取水口に引っかからないように浮き輪みたいな物で防護ラインを引いています。岩見沢の奥の幌向ダムにもそれがあります。丁度丸いタイヤ・チューブに似ているので、鳥が巣を作るのには大きさもお誂え向きです。 昨年の夏にはアオサギがその上で数個ばかり営巣していました。
去年の12月30日、年末の最終メッセージで「まつ@管理人」さんが、高い木に営巣するサギのリスクについて書いて居られましたので、私からは巣が低いために起こるリスクのことも付け加えておきましょう。
一般にヒナが巣立ちをするときは、体を浮かせる力(揚力?)の足りない分、高い木の上から落下するような格好で翼をバタバタさせ、出来るだけ遠くへ飛ぼうとしているように思います。 ところが水上の巣で大きくなったヒナは可哀想ですね。そう言う助走が出来なくて、いきなり水にジャボンです。必死になってもがいているのを見ることがあるそうですよ。
命を落とすようなことは無いでしょうが……。


2002/01/19(Sat) 07:18      まつ@管理人      Re: 水上営巣の悲劇

幌向のアオサギ、最近メディアにも取り上げられないのでどうしてるかなと思っていたのですが、相変わらずブイの上ですか。結構気に入ってるようですね。ブイでの営巣は98年が最初らしいので、これで通算4年目ということになります。4年目ともなれば不安定な場所での巣作りも多少上手になったでしょう。とはいえ、生まれてくるヒナにとっては始めての世界。同じ失敗が毎年繰り返されているような気がします。落っこちるヒナを見かねたダムの管理人さんが、「ブイの周りに板を渡せばどうだろう。」と言ってました。期待してます。

2001/08/18(Sat) 22:03      まつ@管理人      どこに巣をつくるか

アオサギの巣は木の上につくられるのが一般的です。けれども、日本国内では川の中州で営巣している例もいくつかあるようです。営巣に適した林や森がどんどん失われていくなか、こうした場所での営巣は今後増えていくのかもしれません。海外では岩だなや廃虚になった建物も利用されています。東欧やシベリアのほうでは、葦原での営巣は普通に見られるようです。また、地上捕食者のいない島では、ほとんど植生がないようなところにも営巣しています。そんな場所では巣材となる小枝がないので、例えばモーリタニアではペリカンの骨が使われているそうです。
北海道の場合、巣はほとんど木の上に作られています。ですがただ1ヶ所、とてもユニークな場所につくられているコロニーがあります。それはダム湖に浮かぶブイの上です。球状のブイではなく樽型のものなのでなんとか巣材が固定されるのです。とはいえ、やはり不安定な場所、中にはずり落ちてしまう巣もあるそうです。


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