アオサギを議論するページ

越冬情報

越冬情報

2009/12/17(Thu) 13:51      カラス      無題

帯広の水公園という所を知りますが、毎年コロニーをつくる林に現在5.6羽のアオサギが居るそうです。越冬だと思いますが、何時も近くで見ている温泉施設の従業員が「驚いている」というブログを見ました。驚くというのは初めて見る光景と受け取りました。
この辺のアオサギの状況は知りませんが、一応報告させて下さい。


2009/12/17(Thu) 23:29      まつ@管理人      Re: 無題

今年の冬は暖かいので水光園近くの水辺もまだ開いているのかもしれませんね。水光園からほど近いところに十勝川温泉がありますが、ここは温泉の温排水で川が真冬でも凍らないためアオサギの越冬地にもなっています。今でも数十羽は越冬しているのではないでしょうか。

2008/12/05(Fri) 22:38      まつ@管理人      冬ねぐら

左の写真は何を写したものでしょうか? じつはこれ、江別にあるアオサギの冬ねぐらなのです。一見、葉を落としたただの木のようですが、クリックして拡大すると、2本の木に合わせて21羽のアオサギが確認できます。
この冬ねぐらは繁殖コロニーのすぐ近くにあります。コロニーとここは直線距離で1キロ弱。であれば、コロニーをそのまま冬ねぐらにしても良さそうなものですが、なぜかそうはなりません。夏と冬では木の状態も周囲の景色も異なりますから、夏は夏、冬は冬でそれぞれ居心地の良い場所が違うのでしょう。
ここに残るアオサギは、例年、20羽から30羽ほど。一方、ここのコロニーの巣数は少なく見積もっても150。つまり、成鳥だけで300羽、巣立った幼鳥も入れると600羽にも700羽にもなる大所帯です。そのうち残るのが2、30羽ですから、割合としてはごくわずかです。けれども、北海道での越冬の群れとしてはこれでもかなり大きいほうなのです。ここより北の地域でも少数が越冬していますが、越冬個体群といえるほどの規模となると、ここが国内最北の越冬地と言えるのではないでしょうか。

ところで、この時期のアオサギを見て思うのは、果たして春まで生き延びれるのかということ。写真のような穏やかな天気ばかりだと問題ないのですが…。まあ、毎年のことだから、経験のある成鳥であればなんとか上手くやっていけるのでしょう。ただ、幼鳥となると話は別。幸い、今年の群れには幼鳥はいなさそうです。その点、この冬はいくぶん安心して見られそうな気がします。


2008/12/06(Sat) 20:44      カラス      Re: 冬ねぐら

アオサギのイメージの一つは、11月に姿を消して4月に現われるというものでした。
特に雪の残る4月の水辺や空を飛ぶアオサギを見て、春が来ると実感したものでした。それが、冬にもアオサギの姿があるという景色は不思議なものを見る感じです。


2008/12/07(Sun) 12:51      まつ@管理人      Re: 冬ねぐら

上に載せた写真は2週間ほど前に撮ったものです。昨日から雪が降り続いていますから、今は景色も一変し、木の枝もサギたちの背中も雪で真っ白になっていることでしょう。

北海道でこのように比較的まとまった数のアオサギが越冬する所は、ここ以外ではウトナイ湖と静内、十勝川くらいです。他は、昔と変わらず冬になる前に南へ渡っています。北海道での越冬がウトナイ湖に限られていた20年ほど前に比べれば越冬地が増えたことは確かですが、北海道全体で見れば、道内で冬を越すアオサギというのはまだまだ稀な存在だと思います。

ついでに、この写真。これは上の写真の場所から200メートルほど離れたところで撮ったものです。この写真を見て、サギたちの雰囲気がどことなくそわそわしているなと思われた方は鋭い観察眼をお持ちです。もし、彼らが本当にしっかり休むつもりなら、こんな細くて不安定な枝にはとまりません。これは、何かに驚いて飛び立った後、危険が去ってとりあえず下りてみたという状況なのです。おそらく、この付近をよく徘徊しているオジロワシか何かを警戒したのでしょう。

2008/11/10(Mon) 20:00      エゾミユビゲラ      静内川に行ってきました

アオサギの越冬地を見てこようと、10月29日に静内川に行ってきました。20羽ほどが確認できました。

オオダイサギが5羽ほど来ていました。アオサギと並ぶと一回り大きく見えます。道北では殆ど見かけないので珍しく見とれておりましたが、翌日ウトナイ湖に行ってみると、30羽も来ており驚きました。

写真は静内川のものです。


2008/11/11(Tue) 00:18      まつ@管理人      Re: 静内川に行ってきました

アオサギが首をすくめて佇んでいる姿、この季節にはいっそう寒々しく見えます。オオダイサギも同じような格好ですが、アオサギのほうが寒そうに見えるのは私だけでしょうか?

静内川でアオサギが越冬しているという話を聞くようになってもう10年くらい経つのではないかと思います。たしか2001年だったと思いますが、静内付近を調査したときに、毎年20羽くらいが越冬しているという話を聞いたことがあります。ただ、あれから越冬個体が多くなったという話は聞きません。江別で冬を越しているアオサギも多くて30羽くらいで、年によりそれより少なくなることはあってもそれ以上にはならないようです。道内で数十羽単位の群れが越冬しているところといえば、あとは十勝川くらいでしょうか。以前ここは100羽近くのアオサギが真冬に確認されたことがありましたが、その後アオサギの越冬が話題にならないところを見ると、その年だけの特別な出来事だったのかもしれません。きちんとした調査をしたわけではないので確かなことは分かりませんが、少なくともここ十年くらいは道内で越冬するアオサギの個体数に大きな変化はないように思います。

2005/01/20(Thu) 10:01      カラス      冬の札幌市街地に1羽

1月19日午後1時頃、北区北46条の国道に平行して流れる創成川に、この時期に3年ほど見かけられているアオサギが居ました。首を縮めて休んでいる風情でした。

下水処理場の温水が流される関係か、フナやコイなどがいるそうでそれを捕りに来ているようです。札幌で越冬するアオサギはどれくらいいるのか興味あるところです。


2005/01/20(Thu) 20:30      まつ@管理人      Re: 冬の札幌市街地に1羽

越冬個体が何羽いるのかというのは難しいですね。繁殖期であればコロニーを見ればだいたい見当がつきますが、冬は皆で勢揃いする場所が無いですから。場所によっては「ねぐら」らしきものはありますが、そこに皆が必ずいるというわけではないですし、ねぐらがひとつだけとも限らないようで…。彼らの冬の生活については私もきちんと調べたことがないので分かりません。
ですが、札幌に限って言えば数羽でないでしょうか。これだけ人の住んでいる所ですから、何十羽も越冬していればさすがに話題になると思うので。
隣の江別市では今年も十数羽が越冬しているようです。彼らが札幌まで飛んでくることもあるかもしれません。

2004/12/19(Sun) 23:56      まつ@管理人      冬はこれから

何だかいつまでたってもピシッとした寒さになりませんね。雪も少なめで。こんな冬は年末年始ドカ雪になりそうな予感…。

暖かいのはこちらで冬を越すアオサギたちにとっては幸いかもしれません。札幌近郊では今年も十数羽のサギたちが越冬しています。ひと昔前までは北海道で越冬というとずいぶん珍しかったものですが、最近ではあちこちに越冬場所ができて、一時的だと思われる場所も含めると20ヶ所くらいになります(常時越冬するのは7ヶ所ていど)。けれども、残るのが少数派であることに変わりはなく、北海道の越冬個体は全て合わせてもおそらく100羽いるかどうか。夏にいる個体の1%にも届きません。

このシーズンが来るといつも疑問に思うのですが、どういう個体がわざわざ残るんでしょうね? エサが獲れる間はとりあえず留まろうということなんでしょうか。まだ獲れるまだ獲れると頑張っているうちに冬を越してしまうとか。いずれにしても、これだけの数が越冬しているということは、仕方なくというよりは意識的に留まるのを選んでいると考える方が自然な気がします。

ところで不思議なのは、越冬の群れの中に幼鳥が混じっていることです。ただでさえエサを採るのが下手なのに、越冬など無茶だと思うのですが。たぶん、幼鳥にしてみれば成鳥が残っていたから一緒に残ったということなんでしょう。成鳥が幼鳥に助言するわけにもいきませんから。「自分たちは越冬できるけれども、君らにはちょっと無理。南へ渡ったほうがいい」とかなんとか。可哀想なのは幼鳥です。今の時期はまだいいのですが、厳冬期になると幼鳥は見た目にもやせ細ってしまいます。

先日、札幌近郊で見かけた群れにも幼鳥が3羽混じっていました。キョトンとした顔をして羽を休めていましたが、上空を飛ぶオジロワシが気になるのか、何度か群れごと飛び立ったり降りたりしていました。幼鳥がオジロワシを見るのはこの冬が初めてのはず。まあ、オジロにやられることは無いと思いますが、問題は何といってもエサ不足です。この先、冬が本性を現してくればエサ場となる水辺はあっという間になくなります。いろんな試練が待ち受けていることでしょう。来春、彼らに再び会えるかどうか。

2004/01/08(Thu) 09:56      カラス      札幌市下水道科学館横の

創成川に一羽で姿を見せたことがある越冬アオサギに今年も会いたくて、先月から年明けの今月にかけて4度訪れましたが、残念ながらまだ果たせません。どうであれ、こういう期待感もバードウオッチングの醍醐味でしょうか。この場所には下水処理後の温排水が定期的に流されるそうで、そのせいか鯉やフナの魚影があるようです。マガモは下流にかけていつもいますが、時折カモメ(オオセグロカモメのようです)の飛来も見受けられます。


2004/01/18(Sun) 23:53      まつ@管理人      Re: 札幌市下水道科学館

札幌の創成川に冬もアオサギが来ているという話は初めて聞きました。篠路のコロニーの方にも越冬個体がいるという話ですから、もしかすると同じ個体かもしれません。近頃は、隣の江別市でも数十羽が冬を越しており、札幌近郊で越冬すること自体はさほど珍しくもなくなりました。札幌近郊に限ったことではありませんが、越冬場所が増えつつあるという感じはします。

その江別の越冬場所に今日行ってきました。今シーズンもちゃんといましたよ。ここは河畔林のねぐらなのですが、古川の氷が工場の温排水で溶けるので餌を採るのも好都合なのです。工業団地で人目につきにくいこともアオサギにとっては魅力的な要素となっているようです。
ここでは何羽が越冬しているのか、この場所に詳しい方がいたらお教えいただきたいのですが、今日私が確認できたのは16羽でした。意外なことに、このうち成鳥は10羽で、昨年生まれの幼鳥が6羽もいました。ここにいるアオサギがこれで全てであれば、幼鳥の割合が異常に高いように思われます。
どんな個体が渡らずに残るのかというのは議論のあるところです。強靭な個体が敢えて残るのか、渡りをする体力のない個体が仕方なく残るのかということですが、もしかすると渡りの経験のない幼鳥の場合は、仲間がまだいると思っているうちにいつの間にか冬になったということもあるかもしれません。

大雑把に計算しても、夏に北海道にいたサギのうち冬も残るのは全体で1%にも満たないようです。最近、越冬するアオサギをあちこちで見かけるようになったとはいえ、彼らにとって北海道の冬は、依然厳しいものには違いありません。先週のような散々な天気の日には、アオサギたちは風雪を凌ぐのが精いっぱいで、おそらく一匹の魚さえ口にできなかったはずです。
きょう江別で見かけたサギたちは、そんな不満を顔に出すこともなく、二日続きの穏やかな天気のせいか皆一様に眠そうでした。

2003/01/09(Thu) 08:49      岩見沢佐藤      冬のサギ

アオサギの越冬などの資料はあるのでしょうか。私は鵡川と十勝川温泉、苫小牧北大演習林くらいしか知りませんが・・・。餌さえ採れれば生きていく事には、支障はないと思われます。本物のダウンを身にまとっている訳ですから。温暖化で越冬個体や種類が増加しているようですね。


2003/01/11(Sat) 17:17      まつ@管理人      Re: 冬のサギ

越冬についてはなかなか情報がなくて、とくに北海道の場合は越冬個体の絶対数が少ないものですから、私も部分的で偏った情報しか持ち合わせていません。
佐藤さんが御存じの場所以外ではウトナイ湖が有名です。ここは昔からアオサギ越冬の北限として知られていたところです。他には江別の世田豊平川や静内川など。この2カ所は越冬個体数も比較的多く、冬でもまとまった群れが見られる所です。厳冬期にアオサギが目撃される場所は、このほか道内に数カ所ありますが、個体数はいずれも数羽程度と少ないようです。なお、数年前に200羽が越冬するとも言われた十勝川温泉周辺は、整備事業により採餌環境が変わったため、その後、個体数は減少したと聞きます。確かに温暖化はさまざまな形でアオサギに影響しているとは思うのですが、それが越冬個体数の増加にどれだけ関わっているのかは、ちょっと判断しかねるところです。

2003/01/04(Sat) 19:47      まつ@管理人      冬のサギ

先月の中頃、久々にアオサギの姿を見かけました。場所は北海道太平洋岸に注ぐ音別川河口付近です。砂浜に沿ってカモメが行き交う中、他とテンションの異なる飛び方をしているのがいるなと思ったらアオサギでした。仲間がほとんど渡ってしまい、周りにいるのがカモメたちだけになってしまったためか、飛びながら鳴く声もどことなくカモメに似ていました。

その次にアオサギを見かけたのは道東の標津町。標津のこの時期は、川も干潟も、外海以外ほとんどの水域が氷に閉ざされ、アオサギにとって餌が確保できる解氷面はごくわずかになります。そのような厳しい環境を生きるのはきっと大変なはずなのですが、元旦に出会った一羽は、そんな気配も感じさせず、その飛翔は凛としてすがすがしいものでした。道東の冷えて澄んだ空気の中で見たせいでしょうか。

2002/02/21(Thu) 09:49      まつ@管理人      今朝の新聞記事

今朝の北海道新聞にアオサギの記事がでていました。室蘭の新日鉄構内に連日のように一羽のアオサギが飛来しているという内容です。北海道ではアオサギは夏鳥のため、この時期アオサギが紙面に登場するのは珍しいことです。ただ、全てのアオサギが本州以南へ去ってしまうわけではなく、ごく一部は道内で越冬します。何十羽単位で越冬する場所も3ヶ所ほど確認されていますが、単独や数羽の群れで越冬する地域もあります。いずれにしても冬じゅう魚が採れるよう結氷しない川などがあることが条件です。この冬は例年より暖かだったので解氷面も広く、アオサギにとっては過ごしやすかったかもしれません。
ところで、この記事にはそのアオサギの写真が載っていました。よく見ると既にくちばしの色がオレンジの婚姻色です。道内で繁殖が始まるまであとひと月、アオサギの準備は着々と進んでいるようです。

2001/12/25(Tue) 22:57      清水 純      これって越冬でしょうか?

その場所が、越冬地かどうかは若干自信がありません。しかし、間違いなくその場所に居たのです。私の感覚としては真冬、まだ厳寒の3月初めでした。今年の……、じゃなくて去年の3月です。私の地元、岩見沢市の幌向川をさかのぼって、毛陽からまだ先へ行った万字の手前の谷間です。壊れかけた橋の上に車を止めて、ずーっと下の方に見える水面を目で追っていました。そこは小さなダム湖になっているのですが、僅かな水の流れがあるので、水路が開いています。その他は勿論凍結していて、枯れ木が凍結した面から何本も突き出ていました。私の捜しものは、そんな厳しい環境で頑張っている、マガモでした。誰も居ない深山なので、先ほどから心細くなっていたところです。その時、突然、背後で何か大きなモノが動く気配を感じました。ハッとして振り返ったら、それは悠然と飛ぶアオサギでした。羽音まで聞こえる至近距離を、木々の間を抜けるようにして飛び去りました。それはそれは感動的な場面でした。神話の場面に迷い込んだみたいな……。いくちばしと足の黄色が際立って鮮明でした。この山中の水辺は凍てついた世界です。早々とアオサギが帰ってきたと言うより、やっぱりそこで越冬していたと考えるべきでしょうね。ただ1羽だけだったので、確信と迄はいきませんが……。もしもそれが越冬個体だったとしたら、(3月の初めまで冬を乗り越えてきたのですから)見事に春を迎えたと思っています。


2001/12/26(Wed) 12:24      まつ@管理人      おそらく越冬でしょう。

清水さん、多分それは越冬個体だと思います。地域によって差はありますが、北海道で渡りの第一陣が飛来するのはだいたい3月中旬のようです。渡りは群れで行われ、飛来直後は春先の主要な餌場に集結します。そして、しばらく後にコロニーへ集団で飛来するようです。この辺の事情についてはあまり確認した例がないのでコロニーによって状況は異なるかもしれません。清水さんの目撃された3月初めというと時期としては微妙ですが、そんな山間に一羽だけでいるというのは渡ってきた直後の行動としては考えにく、やはり越冬個体と考えるのが妥当かと思います。その辺りで繁殖するとしたら幌向ダムのブイの上だと思うのですが、このところメディアではさっぱり取り上げなくなりましたね。今年もやはりブイ上での営巣でしょうか。数年前ブイに巣を作り始めた頃は卵やヒナを載せたまま巣ごとずり落ちてしまうことがよくあったようですが、その後アオサギが巣作りを工夫した、とかないですかね。あと、アライグマの出没状況も気になるところです。話がずれましたが、一口に越冬と言っても全てが同じスタイルで冬を越しているのでないことを改めて感じます。先日私が見てきた静内での越冬は毎年20羽程度で、結氷しない十分な餌場がある場所でした。端から見ても、ああここならという環境でした。一方、清水さんがアオサギを目撃された場所は、かろうじて一羽が縄張りを持てるだけの環境とお見受けします。この前、下川町に行って来ましたが、あちらでも越冬するサギがいたそうです。厳寒の一月、泉で結氷しない小川に一羽で目撃されています。が、春までサバイバルできたかどうか。清水さんが見られたアオサギは、仲間との再開まであと1、2週間というところ、多分冬は乗り切れたでしょう。長い冬をたった一羽、仙人のように山にこもって、南から来た仲間に数カ月ぶりに会った瞬間なにを思うのか、聞いてみたい気がします。

2001/12/17(Mon) 16:49      まつ@管理人      越冬

静内で越冬個体を見つけました。静内川は年中結氷しないため、真冬でもサギが残るというのを話には聞いてはいましたが、実際その地に来てみると、雪深い日本海側に比べ太平洋側は別天地で、越冬するサギの気持ちも分かるような気がしました。見たのは11日、その日札幌では記録的な大雪が降り続いていました。一方、静内は一日中晴れ。明るい陽の射す川辺にオオハクチョウやカモ類とともにアオサギ17羽が羽を休めていました。地元の人によると、毎年20羽程度が冬を越すそうです。もし、このサギたちが全て静内のコロニー出身なら、ここの繁殖個体数(約140羽)のうち、おおざっぱに見積もって1割強が渡りをしないことになります。春になれば、同じコロニーで同じように子育てするサギたちも、実はそれぞれに異なる履歴を持っているんだなとあらためて感じました。あるものはその場に留まったまま厳しい冬を受け入れ、あるものは遥か九州(あるいは東南アジア?)まで長い旅に出かける…、というふに。群れで生活していると、全体としての行動パターンだけに目がいってしまい、実は一羽一羽に個性があるということをつい忘れがちです。アオサギは、群れで生活する鳥類の中でもかなり個々の主体性が強いほうだと思うことがあります。主体性を持ちながらも一方では群れを維持して暮らしている、そういうサギの生活スタイルにどこか共感を覚えるのは、そこにヒト社会のアナロジーを見ているからなのかもしれません。ところで、静内川で見かけたアオサギ17羽のうち2羽はまだ幼鳥でした。こんな北の地で冬を過ごす大変さを分かっているのかどうか。なんとか春まで生き延びて欲しいものです。

2001/12/06(Thu) 20:53      高橋@札幌      無題

一時期帯広に住んでいたことがありますが、街の中でアオサギが越冬しているという話を聞いて、見てきたことがあります。場所は、市内西15条北1丁目、国道38号の北側にある帯広温泉ホテルというホテルの庭です。昨年2月26日午前9時頃のことで、駐車場から池を越えて正面に見えるチョウセンゴヨウの木にアオサギが10羽ほど群れていました。実際にはもっと多数が越冬していたと思います。アオサギにはあまり関心がなかったので、一度行ったきりですが、地元の人からは例年越冬していると聞きました。庭の池は温泉からの排水の影響なのか凍ってませんでしたので、採餌できる条件にあったのかもしれません。夏場には見てませんので「コロニー」といえるかどうか分かりませんが、参考までに。


2001/12/07(Fri) 15:48      まつ@管理人      Re: 無題

最近、道内での越冬情報をよく聞くようになりました。温泉や工場などの温排水で結氷しない川が増えたのが一因のようです。普通に考えれば、寒いところでわずかな面積の餌場に頼って冬を生き抜くより、一時的に体力を使ってでも餌が豊富で暖かな南へと渡っていく方が楽ではないかと思うのですが、皆が皆そうではないようです。それにしても、越冬個体というのは十分に冬が越せるほど体力の有り余った個体なのでしょうか。それとも、渡りもできないほど衰弱した個体なのでしょうか。ただ、衰弱した個体ならとても北国の冬は生きていけない気もしますが。ともかく、どういう考えをもっているのか、こんなところに年中いるアオサギが増えているようです。

2001/11/01(Thu) 09:15      まつ@管理人      越冬

初冬を感じる今日この頃、アオサギの姿もめっきり見かけなくなりました。つい先週の調査中には、コロニーの林越しにアオサギが一羽横切るのを見ましたが、今週は全く見られませんでした。あとどれだけのサギが道内に残っているのでしょうか。海沿いの地域ならまだ留まっているサギもいると思うのですが。それにしても9月早々に渡るのがいるかと思えば、11月になってもまだがんばってるのもいて、渡りの時期はかなり幅があるようです。どういう個体が早く移動し、どういう個体が後まで残るのか、とても興味のあるところです。ところで、北海道のサギたちは冬まったくいなくなってしまうかといえば、そうではありません。ごく少数ですがいくつかの場所で越冬が確認されています。ウトナイ湖は昔から越冬の北限として知られていました。最近では江別や十勝川で数十羽単位の越冬が見られます。標津では数羽が養魚場を頼りに冬を越しています。その他、厳冬期の散発的な目撃例として網走湖、北見の常呂川などがあります。ごくまれに、あまりの寒さに凍死する場合もあるようですが、基本的には餌があれば冬は越せるので、これら以外の地域でも人知れず越冬しているサギたちがいるかもしれません。この冬、そんなサギたちを見かけたら是非ご一報下さい。


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