アオサギを議論するページ

サギと温泉

サギと温泉

2005/12/11(Sun) 10:40      まつ@管理人      アオサギは温泉好き

温泉が好きなのはヒトや猿だけではないようで。
アオサギは足湯がお気に入りのよう。⇒ 中国新聞(2005年3月4日)
ずいぶん前(今年春頃)の記事ですが、ここに飛来するようになったのは2002年からということですから、もうずいぶんな常連客です。これからの季節、ますます長湯しそうですね。

温泉にまつわるサギの話というのは調べてみると結構多く、とくにサギが温泉で脚の傷を治したという話は定番になっています。それにしても、あんな堅そうな脚ではお湯の温かさも感じられないのではと思うのですが、一応血管は通っているので、長く湯に入っていれば多少は体も温まるのでしょう。

ところで、この愛ちゃん、温泉にやってくる本当の目的は? なんでも宿の女将さんからちゃっかり魚のアラをもらっているそうです。最初に飛来した時のことはいざ知らず、その後はむしろこちらのほうが目当てなのかもしれませんね。

2005/04/22(Fri) 21:50      R      自慢デス

私もビックリ!!!しましたが、ある民宿に毎日エサをもらいに来るアオサギがいます! 有名だそう。私達が車で真横に来ても、側に寄っても平気です。
小さい頃、弱っていたのを民宿の人?が助けてエサをやっていたらその後も何年もこの宿にエサをもらいに来るそうです。
金沢市湯涌温泉の民宿です。


2005/04/22(Fri) 23:28      まつ@管理人      Re: 自慢デス

以前、ネットの新聞で人から餌をもらっているアオサギの記事を見かけたことがあります。たしかそれも温泉だったと記憶しています。サギと温泉、何かと縁があるんですよね。

2002/03/08(Fri) 11:00      まつ@管理人      サギと温泉

以前、サギと温泉にまつわる話を書きました。松山の道後温泉の故事で、脚を痛めたシラサギが湯に脚を浸したところ回復したというものです。その時は他に類例があるとは思ってなかったのですが、昨夜、本を読んでいて、たまたま同じような話を見つけました。場所は鹿児島の山中にある塩浸温泉というところで、幕末に坂本龍馬が湯治した湯です。ここの伝説はサギではなくツルのようです。しかし、渓谷にある温泉ということで、そんなところにツルがいるのも妙な話、もしかするとサギと混同しているのかもしれません。ともあれ、そのツルは脚に傷を負っていて、渓谷にやって来てはこの湯に浸かっていたということです。それを見た猟師が自分の傷を同じように癒し、以後温泉として栄えたということになっています。
両方の伝説ともその真偽はともかく、サギ(あるいはツル?)が温泉という場所で特に目を引く存在だったということでしょう。これが北海道あたりの話だと、温水で結氷しない場所にサギが餌採りにやってくるのは当たり前の光景なのですが。松山や鹿児島でそのような状況はちょっと考えられません。温泉に何か特別な餌があるのでしょうか。ほんとうに傷を癒すために来ているのだったら話としては一番おもしろそうですが…。


2002/03/09(Sat) 23:08      佐原      Re: サギと温泉

おそらく「鷺の湯」とか「鶴の湯」とかいう温泉は各地にあるのではないでしょうか。18世紀末、寛政5年に菅江真澄が下北半島を歩いたさいに、「鷺の湯」という温泉があることと、脚に傷を負ったサギがここで傷を治して去ったといういわれとを述べています。実際にサギやツルが温泉で傷を癒すことがあるかどうか、疑問に思います。管理人さんの推量のように、浅い水中に脚を浸して、エサをとろうとしていたのをそう解釈したというのが信憑性があると思います。とりわけ北日本では、冬の間のアオサギやタンチョウ(昔は冬鳥として本州にも渡ってきたと思います)の採餌場としては、結氷しないところは限られています。温泉水が流入するところは、そのような場所だったのでしょうね。しかし、南日本の場合には・・・確かに謎ですね。


2002/03/11(Mon) 09:56      まつ@管理人      Re: サギと温泉

同じような話が各地にあるのではということで、試しにネットで「温泉 鷺」と入れて検索してみました。結構あるものですね。中には、由来する各動物ごとに温泉をリストアップしているマニアックなサイト(「動物により発明された温泉」、「動物と温泉発見」など)まであって、これを見ると温泉の件数では鷺と鶴が一位、二位になっています。

以下、上述のサイトも参考にして、検索に引っかかったのを大ざっぱに引用してみました。

道後温泉(愛媛)‥‥「三千年の昔。脚の傷ついた一羽の白鷺が舞い降り、岩間から湧き出る温泉に脚を浸していた。毎日飛んできては脚を温めていると数日で良くなった」 湯涌温泉(石川)‥‥「千三百年前、傷ついた一羽の鷺が飛び立ち、その跡に湯が湧いていた」 湯郷温泉(岡山)‥‥「円仁法師が鷺が脚の傷を治すのを見て湯を発見」 湯田川温泉(山形)‥‥「手負いの白鷺が湯でその傷を癒した」 湯来温泉(広島)‥‥「千年以上前、一羽の傷ついた白鷺が湯浴みをしていたことから発見」 浜村温泉(鳥取)‥‥「天正年間、鹿野城主亀井氏の家臣で宍戸豊後という人が、白鷺を射たところ、傷ついた鷺は沢に留まって去らなかった。見に行くとそこに温泉が湧いていた」

以上5ヶ所は、「傷ついた白鷺」が温泉の発見につながるという内容で、多少のアレンジはありますが、佐原さんが書かれていた下北の温泉とほぼ同様のストーリーです。ところで、下北の温泉は検索に引っかかりませんでした。青森でこの手の話というのは、黒石温泉郷の温湯温泉にありましたが、こちらは鷺ではなく鶴が主人公でした。

鷺のいわれをもつ温泉はまだまだあります。下呂温泉(岐阜)の伝説では、「昔、温泉の湧出が止まった時、薬師如来が白鷺に化身し、新たに温泉の湧く地を授けた。」となっており、やや話の構造が複雑になっています。面白いことに、ここに登場する薬師如来は別の温泉でも形を変えて現れています。こちらはもっとストーリー性があります。山中温泉(石川)‥‥「その場所にもともと温泉があったのだが戦乱で廃れていた。平安の終わり、能登の領主で長谷部信連という人が鷹狩りをしていた時、一羽の白鷺が流れで脚の傷を癒していた。不思議に思い近づいたところ、薬師如来の化身である娘が現れ、再びこの温泉を開けと命じた。そこを掘ると温泉がこんこんと湧いてきた」

さて、前述の「動物と発見温泉」というサイトで、白鷺や鶴に由来する温泉が多いことについて、「白鷺や鶴は昔から神の使いと言い伝えられてきたことに関係があるのでしょう」と書かれています。下呂温泉や山中温泉のように、白鷺を薬師如来と関連させる話は、その最も直接的なものなのでしょう。

その他、どのような伝説があるか調べきれなかったものの、鷺に由来すると言われている温泉として、椿温泉(和歌山)、武雄温泉(佐賀)、天草下田温泉(熊本)、鷺ノ湯温泉(島根)などがありました。さらに、栃窪温泉(新潟)には鷺の湯という温泉宿があり、上諏訪温泉(長野)にも鷺の湯というホテルがあるので、これらもまた何らかのいわれのある温泉かもしれません。番外として、鷺の巣温泉(岡山)というのがありますが、これはその名のとおり鷺の巣が近くにあったことによるようです。

こうしてみると、この話は北は青森から南は熊本まで全国的に分布しているようです。白鷺が全国各地で見られ、話の内容も馴染みやすいものだったからでしょうか。残念なのは、膨大な数の温泉地を抱える北海道に、この内容の伝説がひとつもないことです。そもそも伝説ができるほどの歴史がないというのもありますが、白鷺が北海道にいないことももう一つの理由でしょう。

ところで、ここに登場する鷺は全て白鷺です。神の遣いとすれば仕方のないことかもしれませんが、アオサギはちょっとお呼びでないようですね。残念。


2002/03/11(Mon) 21:17      佐原      Re: サギと温泉

早速の「サギ温泉」調査、面白く読みました。
下北の「鷺の湯」のことは、私も気になって地図を眺めてみました。場所は川内町です。しかし、地図には出ておりません。何とかそのうち「ここにかつて温泉があった」という場所を確かめたいと思います。

なお、現在、川内町を流れる川内川にはアオサギがよくやってきます。他に「鷺の湯」のいわれになるサギとしては、冬にやってくるオオダイサギくらいしか思い浮かびません。もしかつての「鷺の湯」の跡地が確かめられて、状況証拠としてはアオサギの可能性が大きいとなれば、嬉しいことです。いずれ「ご報告」したいと思います。

ところで、岐阜の下呂温泉にも白鷺伝説があったこと、初めて知りました。実は岐阜県に、銘菓「白鷺物語」があります。2度ばかり賞味する機会がありましたが、迂闊にも温泉との関係をチェックしていませんでした。そのうち確かめたく思います。


2002/03/12(Tue) 08:23      まつ@管理人      Re: サギと温泉

たしかに、シラサギだけでなく、アオサギ由来の温泉がひとつくらいあってもいいですね。
あと、海外にも「温泉、鷺」の組み合わせの話があるのかどうか。たぶん日本独自のものだと思いますが、いずれ折に触れて調べてみたいと思います。


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