アオサギを議論するページ

アルビノと白変種

アルビノ個体

2011/07/19(Tue) 19:30      まつ@管理人      白いアオサギ

イギリスにある王立鳥類保護協会のコミュニティページに白いアオサギが紹介されていました。

以前、当サイトの掲示板でアルビノのアオサギが話題になったことがあります。右の写真のアオサギはそのとき紹介されたのと同じ個体です。このアオサギと今回紹介したアオサギ、何が違うか分かるでしょうか? よく比べてみると、右のアオサギは目が赤っぽいのに対してイギリスのアオサギは通常の黒い目をしています。また、くちばしの色も違いますね。写真のアオサギのくちばしは完全に黄色です。これに対して、イギリスのアオサギは黒と黄色で、通常の幼鳥(この個体はどうも幼鳥のようです)と変わりない色です。つまり、羽が白いこと以外は全く普通のアオサギなのです。

じつはイギリスのアオサギはアルビノではないのですね。では何者なのかというと、いわゆる白変種と呼ばれる個体です(白変種と言っても種は同じです)。アルビノはメラニン色素が全く無いかあるいはごく少量しか作れないために体全体が白くなります。これは遺伝学上の疾患です。一方、白変種の場合は色素は普通に作れますし遺伝的にも正常です。これは人間で同様のケースが無いので想像しにくいのですが、たとえば血液型にA型があったりB型があったりするのと同じようなものだと思います。ただ、白変種の場合は血液型の例とは異なり見かけが全く違いますし出現頻度が極端に少ないので余計に目立つわけです。ここで出現頻度が少ないというのは重要で、もしこれが種の中で一定以上の割合で普通に存在するようだと、単に二型があるとみなされるのでしょうね。たとえば、サギでいうとクロサギに黒色型と白色型があるようなものです。じつは、アメリカのオオアオサギ(Great Blue Heron)にもフロリダのほうに白色型がいてGreat White Heronと呼ばれていたりします。そう考えると、たまにこんな真っ白なアオサギがいてもびっくりするほど不思議ではないのかもしれませんね。

2009/07/27(Mon) 22:15      吉      Re: 続アルビノのヒナ

アルビノの足は黄色になりませんか?


2009/07/27(Mon) 23:24      エゾミユビゲラ      Re: 続アルビノのヒナ

吉さんの観察されたとおり、嘴と足は黄色です。
比較的足の色が分かる写真を添付してみます。

周りをアオサギ色のアオサギに囲まれています。

2009/07/25(Sat) 23:29      吉      Re: アルビノのヒナ

アルビノの親鳥を目撃しました。
1回目 場所 岐阜県羽島市、田んぼの水路  時 2009年7月21日6時
アオサギのアルビノ度{植物には純素心と準素心が有ります}見るため目をこらしました。濁りはないみたい。クチバシの黄色が目立つ。

目撃2回目 場所 1回目の近く  時 7月22日7時
真白の大きな翼が朝日に光り、ゆっくり優雅に飛び立って行きました。何処に居たのか普通種のアオサギがそれを追うよぅに飛んでいきました。

3回目 私の頭上  本物のアオサギ、アルビノの確率98パーセント。


2009/07/26(Sun) 14:31      エゾミユビゲラ      Re: アルビノのヒナ

岐阜県でアルビノのアオサギを目撃されたとのこと、旭川のアルビノは残念ながらいなくなりましたが、個体識別の難しいアオサギの移動を知る上で、アルビノの個体は貴重な存在だと思います。

アルビノ度は眼の色で判断できると思います。眼の色が赤からぶどう色までの間で赤いほど強いと考えて良いと思います。

本州では、アオサギとシラサギが混在しておりますが、北海道ではシラサギは稀にしか見ることが出来ません。
先日7月5日に旭川のコロニーで初めて2羽のチュウサギを目撃しました。これはここで営巣したわけではなく、単に立ち寄ったに過ぎません。

一瞬アルビノが生きていたかと思いましたが、一回り小さく、眼と脚も黒く、動きもアオサギより軽快でした。

またアルビノの情報がありましたら、お寄せ下さい

写真は旭川コロニーへやって来たチュウサギです。

2009/06/15(Mon) 13:42      エゾミユビゲラ      アルビノのヒナ

旭川のコロニーではアルビノ(白子)のアオサギが育っています。2羽の兄弟の内の1羽です。

アルビノは他の動物でもときおり出現して、神聖視されたりすることもありますが、あまり長生きしないのが通例なようです。

メラニン色素が欠如して白くなるわけですが、紫外線に対する防御が弱いのと、虹彩の色素が無いため、明るい光に対して眩しく、一般に視力が弱いことと、外敵に見つかりやすいことなどが原因といわれています。

しかし無事に巣立ちして冬に南へ渡って行った場合、バンディングの難しいアオサギの渡りのコースの解明に一役買えそうですね。

道外で白いアオサギを見かけた方は是非ご一報を。
とは言っても遠目でダイサギと区別がつくかどうか・・・?


2009/06/19(Fri) 07:36      まつ@管理人      Re: アルビノのヒナ

いつも珍しい事例をご報告いただきありがとうございます。今回はまた一段とインパクトがありますね。しかし、これはどう見てもシラサギ…。シラサギ類の中ではアマサギに一番似ているような気がします。単独でいるところを見て、このヒナがアオサギだと判別できる人はほとんどいないのではないでしょうか。

ところで、将来、このヒナは自分がアオサギだという自覚をもって生きていけるのでしょうか? あるいは、自分ではアオサギのつもりでも、他のアオサギがそのことを認めてくれるのでしょうか? まさか、気付いたらチュウダイサギとペアになっていたりとか。

それはまあ冗談としても、エゾミユビゲラさんご指摘のように、アルビノであることの実際的なハンディはいろいろあるかと思います。にもかかわらず、アオサギ色をした他の大勢のヒナたちが次々に死んでいく中、この大きになるまで生き残れたことは大したものだと思います。これからもますます逞しく生きていって欲しいものです。


2009/07/01(Wed) 19:39      エゾミユビゲラ      続アルビノのヒナ

野外でアルビノのアオサギとシラサギの区別がつかないのではという問題に対して、シラサギとの区別の方法を述べておきたいと思います。

アルビノは遺伝子の変異により、メラニン生成に必要な酵素チロシナーゼが生成できなくて起こるので、眼が赤いのが特徴で、僅かにチロシナーゼの活性がある場合はブドウ色の場合もあります。

アルビノと間違えやすい白変種というのがいて、この場合突然変異で白い毛色や羽になる場合で、白馬やホワイトライオン、シロクジャクなどですが、この場合は目は黒いので区別できます。
添付の写真は以前撮影した白変種のトビです。

脈絡膜の色素欠乏により眼球内で光が散乱し、網膜での光の受容が不十分で、視細胞の発達が未熟で弱視になるといわれております。

旭川のこのヒナも双眼鏡やプロミナーで見れば眼が赤いのが分かります。そして更にこの個体にはドラマチックな個体の特徴が見つかりました。
左の頸の付け根あたりに一枚だけ黒い羽が生えているのです。

この2点で全国何処でもこのアオサギを特定できるのではないかと期待がふくらみました。


2009/07/01(Wed) 19:56      エゾミユビゲラ      続アルビノのヒナ意外な結末

いよいよこのヒナも成長して、カラスからも攻撃されない程の大きさになり、羽ばたきの練習を始めました。

元気良く羽ばたいて、隣の枝に飛び移ろうとでもしたのでしょうか?ギャーという悲鳴と共に姿が消えてしまいました。
脚を踏み外したようです。6月25日のことでした。夜に林床を探しましたが見つかりませんでした。

28日に再び観察に行きましたがやはり姿は見られませんでした。

命の儚さと危うさを痛感させられた出来事でした。


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