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毎日新聞
オタマジャクシ:空から降る サギが原因? エサ落下、有力に

2年前、石川県で報告され、全国各地へと騒動が広がった「空から降るオタマジャクシ」。加賀市内の住宅地で8日、空から落下したとみられるオタマジャクシの死骸が見つかり「今年も降るのか」と、話題を呼んでいる。珍現象の原因は、2年前には結論が出なかったが、県内の専門家によると、今回の加賀市のケースは「サギが飛びながら吐き出した」との見方が有力なようで--。【宮嶋梓帆】

オタマジャクシが見つかったのは、加賀市大聖寺上福田町、無職、南河武志さん(65)宅の玄関先や自宅前の道路上。8日午前6時ごろ、自宅周辺の掃除をしていた妻早智子さん(65)が、干からびた状態のオタマジャクシ約20匹を発見。周辺を探したところ、高さ約2メートルの玄関屋根上にも数匹見つかった。南河さんは、近くにサギの生息地があることから「エサを運ぶ途中に落としたのかも」と推測する。

鳥類の生態に詳しいいしかわ動物園の竹田伸一主任は、6月ごろはサギの産卵の時期と重なり、サギがオタマジャクシをエサとする点を重視。「ひなにエサを届ける途中で、カラスなどに驚いて吐き出したのでしょう」とみている。内臓の調子が悪い場合など、鳥が飛びながらエサを吐き出すことは「よくあることで珍しくない」という。

「空から降るオタマジャクシ」の謎は「つむじ風のせい」などと異論もある。竹田主任は「2年前は同時期、広範囲に同じ現象が起きたのがおもしろかった。今後に注目したい」と話している。

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