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朝日新聞
サギとの共存いかに「飛来直後に対策を」

フィリピン方面から3月ごろに飛来し、秋まで日本で過ごして繁殖するサギの鳴き声や悪臭、ふん害が、営巣地近くの住民を悩ませている。サギは百~千羽単位で集団営巣を始め、ひながかえる5~6月は例年、行政に苦情・相談が寄せられる。人とサギが共存するにはどうすればいいだろうか。(斉藤智子)

「においがひどいし、羽毛が飛んできて、洗濯物やふとんが干せない。門や車にふんがついてなかなか落ちない」
つくば市大角豆の営巣地近くに住む主婦(52)は話す。00年の調査で、シラサギ、ゴイサギが1108羽(推定)。その後、アオサギも飛来するようになった。

悪臭などに耐えかねた住民が土地の所有者に交渉し、5月8日、営巣地の林約4500平方メートルのうち約200平方メートルを伐採した。鳥獣保護法は、鳥や卵は原則、とったり傷つけたりすることを禁じている。このため、伐採によってサギを傷つけないよう、県県南地方総合事務所の担当者が立ち会った。
同事務所には今年に入り、龍ケ崎市、伊奈町からも相談があったという。水戸市の住宅地でも昨年8月、悪臭や鳴き声の騒音の苦情があり、サギ約400羽を確認。市が消臭剤をまいた。サギが去った後に所有者が竹林を間伐し、今年は飛来は確認されていない。

サギについて研究している筑波大の藤岡正博助教授によると、県内には6種類のサギ約2万羽(推定)が飛来し、約10キロ間隔で約20カ所の営巣地がある。住宅地の近くで「問題」を起こしては追い出され、別の場所に移ることを繰り返し、15年ほど前から数自体はほぼ変わっていない。
藤岡助教授は「営巣中に木を切ること自体は、法には触れないが、サギに与える影響が大きく、子育てを放棄してしまうこともある」と語る。そのうえで「営巣時期以外に対策を講じれば、コストもかからず、サギの犠牲も少ない」と話す。たとえば、飛来直後の3、4月は、子育てが安全にできるか不安なため簡単に追い払えるとい う。

さもなければ、行政が誘導するなどして、人家の少ない場所に移ってもらうしかない。実際、神栖町には人家から遠い場所に15年以上続く営巣地があり、総数は約2500羽と推定されている。

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