アオサギを議論するページ

アオサギの形態

アオサギの形態

2012/07/04(Wed) 20:23      rakuichi      口元の様子が…

アオサギの口が開いたままで…いつまでたっても閉じることがありません。口の中には赤いものが見えています…何かささっているのか、いづれにしても正常ではないと思いますが如何でしょうか?ちょっと気になったのでご教示頂ければと思っています。宜しくお願いします。


2012/07/04(Wed) 21:16      まつ@管理人      Re: 口元の様子が…

口の中の赤いものはたぶん舌ですね。人間の舌とは見かけが違うので見慣れないと異物のように見えるかもしれませんが、添付のお写真を拝見する限り舌で間違いありません。ついでに私が撮った写真も載せておきますね。こちらはまだ巣立ち前のヒナですが、これが正常なアオサギの舌で、親鳥だろうとヒナだろうと舌の形は変わりません。人間の舌と違ってのっぺりしてないのは、たぶん歯に替わる機能があるのではないかと。少なくとも餌を落とさないように引っかけることはできそうですから。

口を開けたままなのはどうしたのでしょうね。写真からではちょっと判断しかねますが…。ただ、何かつっかえて口を閉じれないというのはそうそうあることではないと思います。少なくとも写真のアオサギのは異物ではなく舌ですし。喉に何か違和感があるなら、ともかく吐き出そうとして苦しそうにします。そういう様子がなく、ただ、突っ立ったまま口を開けているのなら、おそらくただ暑いだけなのではないかと。犬が口を開けてハーハーするのと同じで、アオサギも体内の空気を入れ換えることで身体を冷やしているのです。漠然と口を開いているだけのこともあれば、同時に喉も震わせていかにも暑そうに見えるときもあります。この時期ですから、日中は口を開けているアオサギも多いと思いますよ。

2010/05/22(Sat) 13:09      まつ@管理人      回復力

写真は首を負傷したアオサギです。最初見かけたときは首が大きくえぐられたのかと思ってぎょっとしましたが、よく見ると羽毛が無くなっているだけなんですね。首そのものにもいくらかはダメージがあると思われますが、少なくとも見かけよりは軽傷で済んでいるようです。

それにしてもこの首の細さはびっくりです。がっしりしているように見えても、そのほとんどは羽毛なんですね。道理で体重が軽いわけです。あの大きな体でたった1.5キロしかありません。

なぜこのような怪我を負ったのかは分かりません。もしかしたら、アオサギ同士で激しい喧嘩をしたのかもしれませんし、あるいは、木の間越しを飛んだ際に枝で擦りむいたのかもしれません。いずれにしても、ちょっとした怪我がすぐに命取りになる野生の世界です。見かけは元気そうでもやはり心配でした。

そして、そのひと月後の同じアオサギです。羽毛が新しく生え、傷口はもうほとんど目立たなくなりました。すばらしい回復力です。

実はこのアオサギ、このコロニーの中ではかなり早くから営巣を始め、猛禽の度重なる襲撃をかいくぐって今では4羽のヒナを育てているとても優秀な親鳥なのです。それを思うと、あの首の怪我も、卵を守ろうと猛禽に立ち向かった名誉の負傷なのかもしれないなと想像したくなります。

2009/11/15(Sun) 22:41      おさんぽ      教えてください

今日、近所の川でいつも出会うアオサギとは違う姿のアオサギを見ました。
頭が黒くなくて、色が淡い感じでした。
幼鳥か、若鳥なのでしょうか?
教えていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。


2009/11/17(Tue) 15:05      まつ@管理人      Re: 教えてください

さっそく、お写真のアオサギですが、これは昨シーズン生まれの幼鳥だと思いますよ。アオサギの場合、生まれた年と次の年は、羽毛の色が成鳥とはっきり異なるので容易に区別できます。今年生まれの幼鳥だと、首をはじめ全体的にグレイで、ここまでコントラストがはっきりしません。
なお、成鳥と色の違うこの2年間は幼鳥期で、子育てを始めるのは基本的に3シーズン目(生まれた翌々年)からになります。

それにしても、この幼鳥はずいぶんバフ色が濃いですね。来年、成鳥の羽に生え変われば無くなるとは思いますが、バフ色というか茶色がここまで広範囲に濃い幼鳥はなかなかいないように思います。ほかの幼鳥の中にいても簡単に見分けられそうですね。


2009/11/17(Tue) 23:30      おさんぽ      Re: 教えてください

ご丁寧に教えていただきありがとうございます。
もしかしたら、病気では?と心配になった事もあり
質問させていただきました。

アオサギは、身近な池や川でしょっちゅう目にしていますのに、幼鳥との出遭いは初めての事でした。手持ちの図鑑には詳しい表記はなくて、お願いにあがりました。

アオサギの食餌風景も見たことがないので、これからこちらで勉強させていただきながら、観察を続けたいと思っています。またお邪魔させていただきます。 ⇒ ブログ「緑道の四季」


2009/11/18(Wed) 21:52      まつ@管理人      Re: 教えてください

おさんぽさん、お役に立てて良かったです。ブログのほうも拝見いたしました。幼鳥は全体的にくすんだ感じなので、病気といえばたしかにそう見えるかもしれません。今度はアオサギの餌を穫るシーンが見られると良いですね。

2009/10/09(Fri) 20:48      ASHITA      アオサギが 群れで一箇所にいるのは?

このところ アオサギが一箇所に群れているのを見かけるのですが、アオサギは 餌場の争いが激しいように思うのですが、十数羽が 一箇所の川面にいるのは あれは 若鳥なのでしょうか? 他のアオサギたちは 離れて 個々に餌を撮ったりしている中 とても目立ちます。

私は 若鳥の集団かな?と思ったりしているのですが・・

若鳥と 成鳥 の見極めに はっきり解る違いはありますか?

集団で居るアオサギの様子を アップしたブログを記しておきます。 ⇒ ブログ「TO ASHITA」


2009/10/10(Sat) 19:20      まつ@管理人      Re: アオサギが 群れで一箇所にいるのは?

ASHITAさんのブログ、拝見しました。これはお察しのとおり今年生まれの幼鳥たちです。干潟が現れて、彼らにはちょうど良い休み場になったようですね。
幼鳥たちだけでどこかに集まっている光景はこの時期わりとよく見かけます。巣立ち直後にはコロニー近くの水辺に幼鳥が集結しますし、遠くの餌場に出かけるようになった後も幼鳥だけで集まっているという場面にはよく遭遇します。たぶん、幼鳥は餌獲りが下手なので成鳥と同じ場所では上手く餌が獲れないのでしょう。それで、幼鳥でも何とか餌を見つけられるところに幼鳥ばかり集まってくる、そんなところだと思います。

ということで、幼鳥と成鳥の見分け方です。これはASHITAさんがブログに書かれているとおりで、幼く見えるほうが幼鳥です。成鳥のようにキリッとしたところが無いんですね。体型はほぼ同じなのですが、幼鳥は配色や色合いが成鳥にくらべて甘く、どうしてもぼんやりした印象を受けてしまいます。顔つきなどを見ると幼鳥にも凛としたところはあるんですけどね。

以上は漠然とした見かけの話。もう少し具体的なところを見てみたいと思います。左に成鳥の写真を載せてみました。このあと幼鳥の写真も投稿します。両者の違いでまず分かりやすいのは嘴の色でしょうか。成鳥の嘴は基本的に上下とも黄色ないしオレンジです。ところが幼鳥は上嘴が灰色なんですね。なぜ上と下で色が違うのかはよく分かりませんが、空から見た場合、上嘴が黄色く目立ってしまうと、幼鳥のうちは捕食者の標的になりやすいのかもしれません。逆に下嘴は明るい色のほうが水面下の魚を刺激しにくいのでしょう。基本的に空は明るいですから。


2009/10/10(Sat) 19:21      まつ@管理人      Re: アオサギが 群れで一箇所にいるのは?

こちらが幼鳥の写真です。じつはこの写真、巣立ち直前に写したもので、正確にはまだ幼鳥とも呼べないヒナの段階ですが、容姿は幼鳥のそれと全く変わりません。

さて、もうひとつの違いは目の上から後頭部にかけての黒いラインです。成鳥ではこのラインは側頭部から後頭部にかけてくっきりと現れ、さらに冠羽へとつながります。そして、前頭部や頭頂は真っ白です。これに対して、幼鳥ではこのラインはまだ形成されておらず、目から上は頭頂まで一様に灰色です。やはりこの黒いラインがあってこそ一人前のアオサギという感じですね。

首の色も成鳥と幼鳥では違います。ただ、非繁殖期は成鳥でもけっこう灰色っぽくなりますから注意が必要です。他にはっきりと分かるのは肩の部分でしょうか。この写真は首をすくめた姿勢なのでどこが肩なのか分かりにくいかもしれませんが、目の右下の黒く見えている部分が肩になります。これに対して幼鳥の肩は、黒くないどころか白く抜けています。幼鳥も換羽すると少しは成鳥に近い見かけになりますが、基本的には幼鳥は幼鳥で、成鳥との間には歴然とした違いがあります。

遠くから見ると同じように見えても、こうして写真を並べるとずいぶん違うものですね。アオサギをあまり見たことがない人だと、両方とも同じ種だとはまず思わないでしょうね。

なお、幼鳥と若鳥は同じようなものですが、アオサギでは成鳥でないものは慣用的に幼鳥と言っています。アオサギはだいたい2年で繁殖を始めるので、それ以前は1年目でも2年目でも幼鳥ということになります。これが繁殖年齢に達するまでに5年も6年もかかる大型猛禽類などでは、幼鳥からはじまって若鳥を経て成鳥ということになるようです。アオサギなどの場合はその期間が短いので幼鳥と若鳥を分ける必要がないということなのでしょう。まあ、呼び方はべつに決まりがあるわけではありませんから、その辺は個人のお好みでということですね。

2009/05/07(Thu) 09:53      オレンジ      雌雄の区別

2月に引っ越した部屋の窓から,アオサギのコロニーが見えるので,それ以来,双眼鏡で観察しています。
よく見える巣にはヒナが3匹いて,少しずつ大きくなっています。

巣作りの時のカップルのラブラブコミュニケーションもほほえましかったですが,
この頃は,親鳥がヒナの上に翼を広げて,日陰を作ってやっているようです。
一見,無表情ですが,本当に愛情こまやかな鳥だなと驚かされます。毎日見ていて飽きません。

皆さんにお尋ねしたいのですが,オスとメスはどうすれば見分けることができますか?


2009/05/07(Thu) 20:32      まつ@管理人      Re: 雌雄の区別

「一見、無表情ですが、本当に愛情こまやかな鳥」という一文、私もまさにその通りだと思います。あの恐竜チックな顔からは想像できない愛情表現もそうですが、遠目にはくすんだ灰色の鳥にしか見えないのが、近くで見るとじつにエレガントな色合いだったり、いつも良い意味で予想を裏切ってくれます。

さて、そのアオサギの雌雄の違いですが、外見で見分けるのはかなり難しいです。ただ、まるっきり無理かといえばそうでもなく、じっくり観察すれば少しずつ違いが見えてくるようになります。ひとつは全体的な体つきです。体の中でも首から上の違いが大きいようです。雄は頭も首もがっしりした感じで、雌は雄にくらべいくぶん華奢な感じがします。ただし、この違いはわずかなものですし、つがいによってはあるいは逆転していることもあるかもしれません。まあ、その辺は人間と同じです。
あとは、しぐさの違いでしょうか。これはとくに営巣を始めたばかりの頃に顕著です。この時期、つがいは一緒に巣にいることが多く、お互いに羽づくろいをします。そんな場面をよく見ていると、雄が雌に対しておこなう羽づくろいは「本当に愛情こまやか」なのですが、雌の雄に対する羽づくろいはどこか表面的で形だけのような感じが否めません。雌は雄に愛情をかけることより、どうやら巣のほうに余計に関心があるようなのですね。それは見る人の思い込みだろうと言われそうですが、これは注意深く見れば誰もがそう感じるはず。むしろ、体つきで区別するより簡単かもしれません。


2009/05/08(Fri) 14:55      オレンジ      Re: 雌雄の区別

丁寧なお返事ありがとうございました。

私が見ている巣の親鳥は,首の太いのと細いのがいて,「太いほうがオスかなー」と想像していました。
まったくおっしゃるとおり,このオスっぽいのが,やたらこまめで,巣作りの前はパートナーの毛づくろいをしてやったり,相手にくっついて守るように立っていたり,今だに巣材を運んで来たりしてます。
逆にメスっぽいのは,イマイチ本気じゃないみたいな感じで,「経験豊富な姉さん女房なのかなあ」などと勝手に想像していました。
仲良しカップルなのに,1シーズンだけでカップル解消なんですね。不思議です。

私が見ているファミリーはヒナ3羽ですが,喧嘩もせず仲良しです。今日はヒナが羽ばたきの練習をしていました。


2009/05/08(Fri) 22:06      まつ@管理人      Re: 雌雄の区別

オレンジさんが観察されているのは、アオサギの典型的な夫婦なんでしょうね。
雌雄の区別で私が書いたのは、じっくり見れば分からないこともないという程度のものだったのですが、その違いを初めから見抜かれていたオレンジさんの観察眼には脱帽です。

3羽のヒナがこれからも喧嘩せず無事に巣立つといいですね。ヒナが小さなうちは大丈夫ですが、大きくなり餌が不足してくるとどうしても兄弟喧嘩になりがちなので。兄弟が仲良くできるかどうかは両親の餌獲りの力量次第というところでしょうか。

2009/03/26(Thu) 20:37      まつ@管理人      婚姻色

最近は人家のすぐ近くで営巣していたりするので、アオサギを間近で見る機会も多くなりました。というわけで、わりと最近になって気付いたのですが、彼らの婚姻色というのはくちばしや脚の朱色やオレンジだけではないのですね。ごく狭い範囲なので気付きにくいですが、目元とくちばしの間の鮮やかなすみれ色、これもまたこの時期だけに表れる色のようです。この色がまたきれいなのです。灰色っぽい地味なサギとしか思ってない方は、この時期のアオサギを見ればきっと驚くはずです。


2009/04/09(Thu) 14:25      エゾミユビゲラ      Re: すみれ色の涙

管理人さんの文の中で、「目元と嘴の間の鮮やかなすみれ色」とありましたが、すみれ色の分かる写真を探してみました。

岩崎宏美の唄で「すみれ色の涙」と言うのがありました。

すみれ色の涙   万里村ゆき子 作詩  小田啓義 作曲
すみれって すみれって ブルーな恋人どうしが キスして キスして 生まれた花だと思うの 淋しかったから あなたを愛して 淋しかったから あなたを憎んで 淋しかったから あなたにさよならを そして ひとつぶ すみれ色の涙

目元の鮮やかなすみれ色は、アオサギのこぼした涙の跡かもしれませんね。


2009/04/11(Sat) 00:27      まつ@管理人      Re: アオサギの美しい季節

そうです、この色です。
写真のアオサギですが、目元の婚姻色はわりあい控えめのように思いました。このくらいだと「すみれ色の涙」と言えそうですね。私はこのアオサギは雌だと思うのですが、いかがでしょう? というのは、雄と雌を比べると概して雄の婚姻色のほうがはっきり出るように思うので。雌だと、昭和のしっとりした歌謡曲もありかなと思いますが、雄の場合はサルサか何か南方系の音楽をイメージしてしまいます。顔だけ見ると、熱帯の鳥かと見まごうほど鮮やかで派手派手しいのがいたりしますから。


2009/04/15(Wed) 21:32      エゾミユビゲラ      Re: 男顔女顔

確かに雄と雌を比べると、雄の方が概して派手な婚姻色が出るようですね。しかし個体差もあって、割と地味な雄もいるようです。体も雄の方が太めですね。
やっと最近分かるようになってきましたが、一羽だけでいる場合は、分からないときもあります。

雌雄素直に特徴が出ている写真を添付しておきます。
右雄、左雌です。


2009/04/17(Fri) 07:35      まつ@管理人      Re: アオサギの美しい季節

遠目には雌雄同じに見えますが、間近で見るとけっこう違うものだなと最近感じるようになりました。
エゾミユビゲラさんが書かれているように雄のほうが頭や首など太く見えます。一方、雌は首から上が全体的にスリムに見えます。羽毛があるので正確には比較できませんが、羽毛部分を除いたとして実際に雌雄差はあるのでしょう。これが一羽になったときでも判断できるようになれば楽しいでしょうね。

2008/08/23(Sat) 06:59      カラス      水に浸かるアオサギ

札幌中央区の中島公園の池に、時折アオサギが来ます。
昨22日のお昼ころに魚を捕っていたアオサギが、場所を変えて水浴びをし始めました。
普段はもの思うように水辺に佇む風情ですが、この時は頭を水に差し込み体を横たえて鴉のように水浴びをしました。
時々体を立てて、まるで湯に浸かる小父さんの風情もありました。初めてみるアオサギの素っ頓狂な様子でした。

さて、写真で気が付いたのですが、水浴びの画面には白い粉のようなものが水面に広がっていました。丁度、ドバトが水浴びすると水面に広がるものと同じに見えます。これは何なのか知りたいのですが、ご存知の方どうぞ教えて下さい


2008/08/23(Sat) 10:38      まつ@管理人      Re: 水に浸かるアオサギ

これは珍しい写真ですね。
白い粉というのは、たぶん粉羽からつくられた粉だと思います。他の鳥類のことは分かりませんが、サギ類には粉羽というのがあって、この粉を羽に塗りつけることで水をはじくことができるのです。
光の加減によっては、アオサギがブルッと羽を振るったときなど、空中に多量の粉が浮遊するのが見えますよ。


2008/08/25(Mon) 21:06      エゾミユビゲラ      Re: 水に浸かるアオサギ

私もアオサギの観察を始めて‘powder down‘という存在を知りました。

川で水浴びをしたときに、白く帯のように流れるのを見ました。遺伝的には近いといわれるコウノトリではどうなのでしょうね?

殆どの鳥では、尾の付け根にある泌脂腺から分泌される脂質を嘴で全身の羽にすりつけますが、特に鴨の類は洗剤でこの油を洗い流すと沈んでしまいます。

鶏肉を整形するときにこれを取り除かないと臭みが残ります。

写真はスズメが泌脂腺の油を羽に塗っているところです。


2008/08/26(Tue) 16:30      カラス      Re: 水に浸かるアオサギ

尾の付け根にある泌脂腺から分泌される脂質で羽の手入れをするそうですが、「脂」は撥水とともに擦り合う羽の滑りを良くする役目も担っていると思いました。脂がどういう形態か知りませんが、少なくとも食用油の様にゴミを吸い寄せるものではないように思います。
撥水性と減摩性のある脂や粉でそれぞれの鳥たちが大切な羽を維持保守して居ると思うと、観察の興味も増します。

2008/06/01(Sun) 13:43      エゾミユビゲラ      ウォーリーを探せ

以前、名寄のコロニーでオジロワシに怯えて飛び立つアオサギのことを書きましたが、
この場に及んで巣材をくわえて飛んでいる個体がいるのを見て、可笑しいやら呆れるやら・・・。

何処にいるか分かりますか?


2008/06/01(Sun) 18:38      まつ@管理人      Re: ウォーリーを探せ

単に慌てて枝をくわえたまま飛び出してしまったのか、「どうせ捕まらないんだから、せっかく拾ってきたものを無駄にすることはない」と思っているのか、謎ですね。

この写真、オジロワシにびっくりして飛んだものと思いますが、これだけ多くの鳥の飛翔を一度に見ると、彼らがどのように羽ばたいているのかがコマ送りの写真のようにイメージできそうです。上方への羽ばたきは最大で45度ていどでしょうか。下方へは翼角より外側はこれも45度くらいは曲げていますが、内側はほぼ水平を保ったままなんですね。どうりで彼らの飛翔がゆったりしたものに見えるわけです。


2008/06/02(Mon) 21:53      エゾミユビゲラ      Re: ウォーリーを探せ

巣材をくわえて飛び出したのはたまたまこの1回ではなくて、びっくりして飛び出すたびに大抵何羽か見られるのです。

管理人さんに指摘されて改めて認識させられました。多くの鳥の飛翔を同時に見ると、翼を一番上げた状態と下げた状態、中間の状態をみることができ、一番下げた状態で内側が水平だとは、あおりが意外と少ないのに驚きです。

2008/04/23(Wed) 09:04      ダイナママ      無題

青サギの卵はやはり大きいのでしょうね
想像がつきません。


2008/04/24(Thu) 01:46      まつ@管理人      Re: 無題

アオサギの卵はニワトリの卵と同じかやや小さいくらい。緑がかったトルコ石のようなとてもきれいな色ですよ。


2008/04/24(Thu) 09:22      ダイナママ      Re: 赤ちゃん

卵は大きなものと想像してました。是非、見てみたいです。ネットで青サギの卵と入れてみましたが出てきませんでした。高いところに巣をつくるしなかなかお目にかかることはなさそうです。


2008/04/24(Thu) 21:11      エゾミユビゲラ      Re: 赤ちゃん

私も長年アオサギの写真を撮っていますが、なかなか卵を撮るのは難しいです。

全体が写ってはいませんが、巣の中に3個の卵が見える写真を載せてみます。


2008/04/24(Thu) 22:22      まつ@管理人      Re: 赤ちゃん

私も卵の写真をちょっと探してみました。エゾミユビゲラさんのように、巣の中の卵、つまりその中でヒナがすくすくと育っているのが想像できるような卵の写真はありませんが、地上に落ちて割れていた卵ならいくつか紹介することができます。左の写真の卵は秋に巣の下で見つけたもの(裏側は穴が空いて割れています)なので、風雨にさらされてずいぶん色褪せています。その上、光の加減で白っぽく見えますが、本当はもっと鮮やかな青緑色です。もう少し自然な色の写真がこのページの2005年4月25日の記事に載っています。

ネットで探していたら、このサイトにオオアオサギの卵の殻がありました。アオサギの場合、ここまで濃い色ではないような気がしますが…。

この記事、オオアオサギのコロニーがハクトウワシの捕食によって放棄されたという内容のようです。で、載せられているのがハクトウワシによって食べられた卵。卵に大きな穴が空いているのは捕食された証拠らしく、ヒナが孵化した場合は卵の赤道方向に沿って裂けるように割れるらしいです。

ワシでなくてもカラスに食べられた卵は時々見かけます。割れ方で見るのも一手ですが、コロニーからずいぶん離れた所で見つかるので、カラスが運んできたのだとすぐ分かります。孵化まで至らず犠牲になる卵は思いのほか多いようです。

2007/07/09(Mon) 21:15      まつ@管理人      無題

巣立ったばかりの幼鳥が写真のような格好をしているのをよく見かけます。かかとを地面につけてぺたんとしゃがんだ姿勢、とでも言うのでしょうか。かかとと言っても人の場合とは見かけの位置がずいぶん違いますが、ともかく写真のような格好です。こんな格好をするのは幼鳥だけで、成鳥ではまず見かけません。ただし、しゃがむ幼鳥がいる一方で一本脚で立つ幼鳥もいますから、立ってることが常に負担というわけではなさそうですが。


2007/07/16(Mon) 18:53      カラス      Re: 無題

ヒナが寛いだようにしゃがみこむ?姿勢は印象的です。人間でいえば、土踏まずを地面につけている(踵を地面につけている)普通の立ち姿ですね。
人間が寛ぐときは膝も曲げますから正座のかたちになって、アオサギで言えばさらに腹が地に着く姿勢でしょうか。(そうすると、アオサギの場合は今前方にある足が後ろになって、不安定になるのかな?)

一言で言えば、アオサギは人間で言えば爪先立ちで長時間立っているとでもいえそうで、考えてみればそういう姿勢を保っていれば即座に機敏な動作ができるわけですね。

2007/04/05(Thu) 15:35      カラス      赤いストッキングを履いたアオサギ?!

婚姻色というそうですが、繁殖行動に入るころのアオサギは、膨らむ飾り羽も見事ですが脚や嘴が赤みを帯びてきます。
4月に入り、札幌モエレ沼で開きかけた水面を覗き込むアオサギの脚が、派手な赤いストッキングを履いたようにみえました。
嘴はその割には赤みが少なくて、個体により違うのかもしれませんが、「赤みは脚から」?と思ったものでした。
つがいになる頃には、目も赤みを帯びるようです。


2007/04/05(Thu) 20:26      まつ@管理人      Re: 赤いストッキングを履いたアオサギ?!

左の写真は3月下旬に撮ったものです。これだとくちばしは鮮やかですが脚はさほどでもないですね。普段、形態的なことにはあまり注意してないので婚姻色の変化についてはよく分かりませんが、体の部位によって色の変わる順番が決まっているとすれば面白いですね。

余談ですが、婚姻色になったアオサギは、くちばしと目の間の狭い部分が青紫色になっていることがあります。全ての個体がそうなのか一部の個体だけがそうなのかは分かりません。もしかすると婚姻色の期間の中でもごく短い一時期だけ現れる特別な色なのかもしれません。左の写真ではぼんやりとしか写っていませんが、実物をアップで見ると見入ってしまうくらい美しい色です。モノトーンとオレンジの配色の中に鮮やかな青を入れるのはかなり勇気のいることだと思いますが、それを見事にまとめているアオサギのセンスはやはりさすがです。

2007/02/26(Mon) 20:03      まつ@管理人      無題

写真は、この週末、札幌の近くにある繁殖地(江別コロニー)を訪ねた際、近くの越冬場所で出会った3羽です。この3羽、たまたま一年目幼鳥と二年目幼鳥、それに成鳥のグループだったので、一緒にして並べてみました。こうしてじっくり見ると、けっこうはっきりした違いがあるものですね。皆さん、どこが違うか分かりますか?
左の一年目幼鳥(昨年生まれの幼鳥)は一目瞭然。隣の2羽とは色合いが明らかに異なっています。全体的に灰色っぽくメリハリのない色合いです。それに、なんと言っても目立つのは肩の黒い部分が無いこと。側頭部の黒のラインもまだありません。ただ、この写真には写ってませんが、目の後ろのほうからは割と黒色のラインがはっきりしてきて、その延長線上には短いながら冠羽もありました。風切り羽は黒いものの、隣の2羽と比べると色がややくすんで見えます。それに雨覆の灰色部分。これは灰色は灰色でも成鳥のような青みがかった灰色ではなく、バフ色(赤褐色)がかった灰色ですね。あと、胸や背中の飾羽もありません。
これが真ん中の二年目幼鳥になると飾羽が見られるようになります。ただ、飾羽があるのは胸のほうだけで、背中の飾羽はまだあまり長くなっていなさそうでした。それに、白黒のコントラストは二年目になってもまだまだ甘いですね。首や頭頂部にも灰色がけっこう残っています。これら幼鳥に比べると、成鳥がいかに端麗な装いをしているかが分かります。

2006/12/31(Sun) 23:05      エゾミユビゲラ      無題

アオサギは鶴と比較される事が多いですが、鶴がとびたつとき助走が必要なのに対して、アオサギはその場から飛び立つ事ができます。

アオサギの体長は1m程もあり、大きなイメージがありますが、体重は1.5㎏程しかなく、何と牛乳パック1本半という軽さで、マガモの3kg、タンチョウの10kg、オオハクチョウの5kgと較べると、如何にスレンダーかが分かります。
まるで模型飛行機のようで、飛ぶ事に適応していると感心する次第です。


2007/01/01(Mon) 19:51      カラス      Re: 無題

エゾミユビゲラさんのアオサギのつま先が持ち上げた水の動きが軽快で力強い飛翔能力を物語っているようです。
それなのにアオサギが飛び立つ時の羽の音は小さくて、私にはアオサギの羽音の記憶が有りません。
フクロウは羽の音がしないといいますが、それよりも大面積の羽を動かして音がしない(小さい)のは空気力学的に他の鳥よりも効率がいいのではないかと想像しています。


2007/01/05(Fri) 22:01      まつ@管理人      Re: 無題

アオサギはあの大きな翼にわずか1.5キロの体重ですから、短距離をスピーディに移動するよりは長距離をコストをかけずに飛ぶことに長けているのでしょうね。羽ばたくといっても、翼を上下に小さくゆっくり動かしているだけ。それなのに、いざとなれば高空から見事な急降下を披露したりもするのですから、これがなかなか侮れません。
何かにつけ一筋縄ではいかない鳥ですね。


2007/01/07(Sun) 12:05      カラス      Re: 無題

私もそのような場面を見ました。ゆったり飛んでいたアオサギの一羽が、身をよじるように回転しながら殆ど垂直に急降下して、川原の直前で落下傘のようにふわりと降り立ちました。
高速で急降下する鳥は、タカやアジサシなどが浮かびますが、鋭さと優雅さが隣り合ったアオサギの急降下には目を見張りました。印象的な「曲芸飛行」でした。

2006/11/10(Fri) 00:25      トミさん      冬毛?のアオサギ

散歩の時間帯が日没前になるため、この1ヶ月ほど姿を見かけなかったのですが、いつもより早く出かけてみたところ、久しぶりに見ることができました。なんだか黒い部分の色が濃くなったように見受けるのですが、もしかして冬毛になっているのでしょうか?写真は、小さすぎと逆光気味ではっきりしないので添付しませんが。


2006/11/10(Fri) 19:19      まつ@管理人      Re: 冬毛?のアオサギ

人によっては、冬はくすんで見えるとか、青色味が無くなるとか言いますよね。実際どうなのでしょう。そう言われればそうかなと思うのですが、私もいい加減にしか観察していないので何とも分かりません。当然、齢によっても違いますし、同じ齢でも個体による変異が結構ありしますし、さらには地理変異も…。きちんと区別して把握するのが難しそうで、いつまでたってもうやむやなままでいます。

どなたか詳しく分かる方がいればご教授いただければ幸いです。

2006/10/24(Tue) 18:19      葉山      感激!

アオサギのサイトを見つけて、びっくり!感激しました!
私は数年前に、団地の中を流れる川にアオサギがいるのを見つけて驚きました。白サギはよく見かけるのですが、大きなアオサギは初めて見ました。翼を広げるととても大きくて、高層住宅の間を悠々と飛びました。私は「サギリン」という名前をつけちゃいました。
そして、図書館に行くときに通る橋から、「サギリンきてるかな?」と、川を覗き込みます。
この間は2羽いたので、どっちがサギリンかわからなくなりました。で、私はアオサギが大好きになったのです!
このサイトは写真がいっぱいあって、うきうきしてしまいます。勉強もできます!
アオサギの後姿も、とってもかわいくて大好きです。


2006/10/24(Tue) 22:53      まつ@管理人      Re: 感激!

さて、葉山さんがイメージされているアオサギの後ろ姿、こんな感じでしょうか? この写真は、春先、アオサギが巣作りをしている頃に撮ったもので、寒さのせいか羽をやや膨らませています。本来はもう少し細身に見えると思います。
それにしても、こうして見るとまるで簑を羽織っているようですね。ついでに笠もかぶせてあげたいくらいです。
この背中に雪が降り積む季節ももうすぐですね。


2006/10/26(Thu) 10:37      葉山      ステキな後ろ姿!

ホントに蓑のようですね!ありがとうございます!
私はこんなスゴイ後姿は見たことがありません。
私がよく見るのは、首を縮めているのか下を向いているのか、首から上が見えなくて、楕円形?の体に足が(短く)かわいく突き出ている後ろ姿です…。


2006/10/29(Sun) 12:11      まつ@管理人      Re: 感激!

右の写真、おそらくこのほうが葉山さんのイメージに近いのでは。チョコボールのキョロちゃんのような後ろ姿です。

2006/11/10(Fri) 00:25      トミさん      冬毛?のアオサギ

散歩の時間帯が日没前になるため、この1ヶ月ほど姿を見かけなかったのですが、いつもより早く出かけてみたところ、久しぶりに見ることができました。なんだか黒い部分の色が濃くなったように見受けるのですが、もしかして冬毛になっているのでしょうか?写真は、小さすぎと逆光気味ではっきりしないので添付しませんが。


2006/11/10(Fri) 19:19      まつ@管理人      Re: 冬毛?のアオサギ

人によっては、冬はくすんで見えるとか、青色味が無くなるとか言いますよね。実際どうなのでしょう。そう言われればそうかなと思うのですが、私もいい加減にしか観察していないので何とも分かりません。当然、齢によっても違いますし、同じ齢でも個体による変異が結構ありしますし、さらには地理変異も…。きちんと区別して把握するのが難しそうで、いつまでたってもうやむやなままでいます。

どなたか詳しく分かる方がいればご教授いただければ幸いです。

2006/06/26(Mon) 20:57      マロニエ      無題

先日 茨戸の川が集まっているところで ダイサギらしいのを見つけました この辺りでは ほとんど アオサギしか見かけません
サギのプロフィール 見ましたが あんなに大きく見えても せいぜい2キログラムほどしかないんですね それだけあれば 十分かもしれませんが


2006/06/27(Tue) 08:08      まつ@管理人      Re: 五戸の森

篠路のコロニーにはダイサギも来るようですよ。今の時期ならおそらくチュウダイサギのほうだと思いますが。

アオサギの体重、重くて2キロ、普通は1.5キロというところです。人間の感覚からすれば軽すぎるように思えますが、たとえばキクイタダキはたった5グラムしかないわけで、それを考えると十分に重いのかもしれません。羽毛に覆われている分、実際より大きく見えるということもありますが、骨が中空になっていることが軽さの一番の理由でしょうね。ともかく、飛ぶためにはできるだけ軽くなければなりませんから。
鳥の大きさはほとんどの図鑑に書かれていますが、重さを記載しているのはあまり目にしません。彼らの軽さをイメージできるようになれば、彼らのことをもっと深く理解できそうな気がします。

2006/01/26(Thu) 21:23      エゾミユビゲラ      袖章と肩章

「HERONS」を読んでいて、なるほどと思ったことがあったので紹介します。
アオサギの頸から胸にかけてある斑紋を「broken chevrons」と表しております。chevronは下士官や巡査がつける山形の袖章のことですから、乱れた袖章かとぎれとぎれの袖章とでも訳しましょうか?

これまでこの斑紋の意味など考えたこともなく見ていましたが、魚が水中からこれを見上げるとアオサギの輪郭を分裂させ識別をしにくくする働きがあるとのべている。
トラの美しい縞模様が、森林の中では木々の陰影に紛れるように・・・。

この斑紋は幼鳥のときほど数が多く、成鳥になると縦に2列になります。


2006/01/26(Thu) 22:14      エゾミユビゲラ      袖章と肩章

成鳥の翼の付け根に、大きな黒い斑紋があり「smart epaulettes」スマートな房形肩章と表されており、どこかの将軍の様ですが、この役割については、言及されておりません。一体どういう意味があるのでしょうか・・・?


2006/01/27(Fri) 21:33      まつ@管理人      Re: 袖章と肩章

ご紹介の「HERONS」は左の写真の本ですね。内容は英語ですが写真だけでも楽しめる本です。1993年に出たものなので古本でしか手に入らないと思いますが、興味のある方はぜひ探してみて下さい。

ご指摘の箇所、私もさっそく探してみました。そんなことが書かれていたとはまるで気付きませんでした。水中の魚を欺く模様だったとは。ただし、漁をしているときの幼鳥の下手さ加減を見ていると、その程度の小細工は焼け石に水のような気もしますが…。

肩の斑紋のほうはとりたてて適応的な意味があるとは思えません。ただ、この部分がもし周りの羽と同じ色だったり黒以外の色だったりすれば、全体的に締まりのない配色になってただろうなとは思います。エゾミユビゲラさんの今回の写真を拝見しても、つくづく完璧な配色の鳥だなと感心してしまいます。(幼鳥は別ですけど)


2006/01/28(Sat) 12:55      エゾミユビゲラ      Re: 袖章と肩章

辞典を引いて、袖章の図が出ていたので、参考の為載せてみます。


2006/01/28(Sat) 15:57      カラス      Re: 袖章と肩章

乱れ袖章といわれるbroken chevrons柄が、水中からこれを見上げるとアオサギの輪郭を分裂させ識別をしにくくする働きがあるといいますが、かえってbroken chevrons柄は目立ちそうな感じもします。その目的の柄ならより有効な別の模様がありそうです。
しかし、broken chevrons柄もさざ波の立つ水面の下から見ると、もしかすると識別しにくい柄なのかとも思いました。トラの美しい縞模様とて、木々の陰影に紛れる目的と目立つ目的の折衷であったかもしれません。


2006/02/17(Fri) 19:45      エゾミユビゲラ      Re: 袖章と肩章

動物の生存にとって、目立たない方が良い場合と目立った方が良い場合がある訳ですが、捕食する立場のときもされる立場の場合も目立たない方が有利です。目立つ必要のあるのは主に繁殖期に配偶者を得る為のアッピールと考えられますが、特に雄が抱卵や育雛に携わらない種では派手になる傾向にあると思います。抱卵や育雛を雄も行うアオサギは性差はありませんが、[HERONS」でも成鳥において「白黒のコントラストを際立たせる」という一文があったように思います。この意味から、冠羽と襟章の黒はその役割を果たしているのではないでしょうか。

袖章について、これは青空をバックにした場合は確かに逆効果かもしれませんが、川や池などの浅瀬では岸の木々などがあるので、小枝や葉っぱなどを背景にした場合紛れる様に思えます。機会があったら水中から撮ってみたいものですが難しそうですね。

それにしても空気中と水中の光の屈折率の違いを認識して魚を獲れる様になるにはかなりの経験が必要な事は想像に難くありませんね。

2005/11/18(Fri) 10:43      カラス      無題

小さな雛の手に負えないような大きな魚を吐き戻すのを見たことがありますが、魚は頭から出てきました。巣に吐き戻して雛たちが魚に群がってから、再び魚を呑むときにはやはり頭からなので、アオサギのお腹の中で数十センチの魚の向きを変えていることが分かります。胃?の筋肉にもそういう作業のしやすい凹凸があるのかもしれません。

2005/10/17(Mon) 16:16      horisan      アオサギの嘴(舌)

川崎市内の県立東高根森林公園の湿地帯で10月14日10時10分ごろアオサギを見ましたが、嘴の左に舌?を出しているように見えました。これは、やはり舌でしょうか。アオサギの生態的・解剖学的に舌はこのように直角に曲がるものでしょうか。


2005/10/17(Mon) 20:30      まつ@管理人      Re: アオサギの嘴(舌)

もしそれが舌であれば折れているのかもしれません。あえて折れていると言ったのは、鳥の舌には骨があるからです。一般的に鳥の舌は人間の舌とは異なり、筋肉がなく堅い構造になっています。基本的には薄っぺらい三角形で、途中に喉の方へ向かって返しのようなものがついています。もっとも鳥の種類により構造はバリエーションがあり、オウムやインコなどは発声にも用いられるように舌に筋肉がついていますし、ペンギンは魚を飲み込みやすいように舌じゅうに返しがあるそうです。他にも密を吸い取りやすいようにチューブ状になったハチドリの舌や、穴の中の虫を捕らえられるようにびっくりするほど長くなったキツツキの舌など、ひと口に鳥の舌といっても様々です。アオサギの場合は、くちばしが長いのでそのぶん舌も長めですが、それを除けば比較的基本形に近いように思います。いずれにせよ筋肉はないので、左右にはほとんど動かないと思います。


2005/11/06(Sun) 19:48      エゾミユビゲラ      Re: アオサギの嘴(舌)

アオサギの親が雛に給餌した後、よく舌なめずりのような行動を見かけます。根元は硬いのでしょうが、先のほうは、結構伸びて、柔軟に動くように見え、嘴の汚れを舐めるように見えます。しかし、根元の方から直角に出ているのは見た事がありません。

2005/10/28(Fri) 20:52      エゾミユビゲラ      冠羽

気分が高揚したときに逆立つ冠羽は良く見ると、2枚ではないことがわかります。

2005/09/14(Wed) 14:38      カラス      目の色が変わる

「目の色を変える(怒ったり驚いたして目付きを変える)」という言葉はありますが、「目の色(が)変(わ)る」というのもありそうです。その意味の違いは置くとして、アオサギの目の色が春先に変わることがあるようです。昨年の春と今年の春の札幌北区篠路五戸の森緑地公園のアオサギのコロニーの観察で分かりました。繁殖の始まる4・5月は、アオサギの黄みを帯びたくすんだ嘴や脚が明るい赤みを帯びることは知られますが、普通は黒目の周りの黄色がこの時期に赤くなることを知りました。カップルが巣を造るトドマツの上で向かい合う二羽のうち、一羽の目が赤いことを写真で気が付きました。以来、注意して写真をチェックしていましたら、向かい合う二羽の目も赤い時がある写真がありました。観察を楽しむときは彼らの目の色までは分からないのですが、望遠レンズで写る写真画面で気が付きます。まつ@管理人さんもご存知のアオサギ観察者、吉野さんによると、繁殖に入る頃のカップルはよく赤い目をしているといいます。一日中そういう状態もあり、午後から赤味が薄くなる事もあるといいます。二羽が向かい合って嘴を合わせる、交尾をする、などの時によく見られるそうなので、繁殖の初期の時期に起きる興奮が時間経過や状況でアオサギの目に、時には赤黒い色や、薄い赤などの濃淡で現れるようです。卵を生む頃には、彼らの目の色はいつもの黄色に戻っている興味ある生態を観察することが出来ました。


2005/09/16(Fri) 01:48      まつ@管理人      Re: 目の色が変わる

考えてみれば、昔は虹彩の色など誰も気にしなかったと思います。というより、そこまで細かいことは観察できなかったのではないかと。それが、このような掲示板でも話題に上るようになったということは、アオサギと人間の距離が昔と比べずっと近くなったことの証でもあるのかもしれませんね。

アオサギだけでなくサギ科の多くの鳥は、繁殖を前にすると体の一部が鮮やかに変色します。いわゆる婚姻色というやつです。アオサギの場合、色が変わるのは、くちばし、脚、虹彩などの露出している部分。これらの箇所は普段は黄色ですが、繁殖が近づくとオレンジまたは朱色に変化します。このうちくちばしは一番目立ちますし、色が変わっている期間もたぶん一番長いので気付く人も多いかと思います。逆に、目の色の変化に気付く人はあまりいないのではないでしょうか。

私はというと、繁殖を始める頃に彼らの目が赤くなることは知っていました。しかし、その色が短時間でころころ変わっていたとは…。てっきりその期間中は一様に同じ色をしているものとばかり思ってました。そこで手元にある資料で調べてみたのですが、最近出版されたばかりの「The Heron」という本に、カラスさんが書かれたのと同じような記載がありました。どうやら、熱烈に求愛しているとき、交尾のとき、あるいは相手を威嚇するときなど、特別に興奮した状態でこの色が表れるようですね。

アオサギの仲間は首や脚が長いだけに、他の鳥に比べていろいろな姿勢や動きができます。それゆえ、視覚的に多様な感情表現が可能になっていると思います。しかし、さらに目の色まで変えて感情を表現していたとは。なんとも芸が細かいです。人間の場合、「感情が顔に出る」と言いますけど、アオサギの場合は目に出るんですね。ポーカーアイズ、なんて言うんでしょうか。
彼らの世界にもありそうなことわざ……「目の色を変える」、「目は口ほどにものを言い」、「目を黄赤させる」。

来春は目の色に注意してじっくり見てみたいと思います。


2005/10/28(Fri) 20:48      エゾミユビゲラ      Re: 目の色が変わる

目の色が赤い写真を探しました。冠羽が逆立つ時の様に、わりと短時間ですね。

2005/06/07(Tue) 09:49      すずき      ダイサギ

5月26日に、仕事場の北側にある水田にダイサギ(たぶん)が飛来しました。
しばらく建物の中から様子を見ていると、ドジョウを取る場面に遭遇。長いくちばしの先のほうでドジョウをつまんでいましたので、落としはしないかとはらはらしながら見ていましたが、結構上手に口元に運んで、一飲みしていました。
あんなにぬるぬるしているものをしっかりはさんでおけるということは、サギのくちばしには、滑り止めのようなものがついているのでしょうか?


2005/06/07(Tue) 22:07      まつ@管理人      Re: ダイサギ

サギのくちばしに滑り止めがあるかというご質問ですが、少なくとも始祖鳥のような歯は無いですし、くちばしの縁に刻み目があるということもなさそうです。私は単にくちばしで挟む力が強いのだと思っています。実際どうなのでしょう?

2005/04/25(Mon) 20:50      コロンボママ      教えていただきたいのですが?

この卵の殻はアオサギのものなんでしょうか?


2005/04/26(Tue) 00:24      まつ@管理人      Re: 教えていただきたいのですが?

これは間違いなくアオサギの卵です。割れた卵が落ちているということはヒナが生まれているのでしょうか。ただ、コロニーから離れたところに落ちていたのであればカラスの仕業でしょうね。
きれいな青緑色で、何故こんな色なのか考えてみると不思議です。


2005/04/26(Tue) 02:03      コロンボママ      卵

アオサギが大きな鳥なので・・・卵はもっと大きなものを想像していました。
この殻は、コロニーから離れた道路の方にあちこち5個程落ちていました。
やっぱりカラスの仕業でしょうか。
今年産卵したものには間違いなく・・・中味がどうなったのか気になるところです。

2004/07/30(Fri) 18:34      まつ@管理人      アオサギの大きさ

図鑑などを見ると、アオサギの全長は93センチと書かれています。いまだによく分からないのですが、こういった鳥の全長というのは、くちばしの先から尻尾の先までを測ったものだと思います。立った姿勢での頭頂部から地面までのいわゆる身長とは異なるはずです。そう思って写真や絵を見て長さを測ってみたのですが、首を伸ばして立った時の身長?は80センチにも満たないかもしれません。まあそれでも大きいことには違いありませんが。

2004/06/23(Wed) 03:58 カラス 幼鳥の定義はありますか?

貼らせていただいた写真は今年3月下旬のモエレ沼の場面です。南から渡って来たと思われるアオサギが氷の下の魚を捕りました。この魚はピチピチ動かなかったので、どうも氷に閉じ込められて死んでいたように見えました。同じような状態の魚を捕る場面がいくつか観察できたので、このアオサギは昨年生まれの幼鳥か、もしかして多少の鮮度落ちでも背に腹変えられぬ腹ペコの成鳥かと想像しました。

幼鳥は生まれて何年くらいのものをいうのかと思ったものでした。


2004/06/23(Wed) 22:03 まつ@管理人 Re: 幼鳥の定義はありますか?

私もいい加減に言葉を使っているので、幼鳥がどんなふうに定義されているのか実は知りません。ただ、鳥一般についての定まった定義は無いのではないでしょうか。鳥の種類によって成長の仕方も営巣形態も様々ですので。

サギ類の場合、個人的には巣にいる間がヒナで、巣立ちした後を幼鳥というのかと思っていました。けれども、羽毛でなくちゃんとした羽(正羽)が生え揃った段階で、巣立ち前でも幼鳥だという話もあります。たしかに、もじゃもじゃでころころしているのがヒナで、そうでなくなったら幼鳥というほうが感覚的になじみやすい気はします。

まあそれはいいのですが、問題はいつの時点までを幼鳥と言うのかだと思います。生まれた翌年のアオサギは全体に灰色っぽく成鳥とは容易に区別できます。逆に、この鳥たちは巣立ったばかりの幼鳥とは遠目にはほとんど区別できません。色は明らかに幼鳥のほうに近いのです。ですが、呼び方からすれば幼鳥ではありません。だからといって成鳥とも言えず、一般的には1年目の若鳥ということになると思います。
では、幼鳥から若鳥にどこで変わるかということですが、敢えて境目があるとすれば最初の換羽のときでしょうか。

これが2年目になると成鳥の色にぐんと近づき、遠くからでは成鳥と区別できないくらいになります。しかし、よく見るとまだ頭の上のほうに灰色の部分が残っていたり、なんとなく白黒のコントラストが甘かったりします。これが2年目の若鳥です。あるいは亜成鳥と言ったりするのかもしれませんが、この辺になると私はよく分かりません。

3年目以降はもう区別できません。3年目でも10年目でもみな等しく成鳥と呼ばれます。

で、写真のアオサギは完全に成鳥ですね。成鳥といえども本当に餌が採れなければ死んだ魚も採るかもしれません。

2004/05/16(Sun) 16:25      まつ@管理人      アオサギの舌

アオサギの舌は不思議な形をしてます。舌の奥のほうで段差があって釣り針の返しのような形になっています。何か役に立つ機能があるのでしょうけど、それが獲物を捕らるためのものかどうか、私には分かりません。アオサギが獲物を捕らえるときは、嘴の前方を使って挟むので、もし舌の構造が役に立っているとすれば、むしろ捕らえた獲物を喉に引き込むためのものかな、とも思います。あくまで推測ですが・・・。

2004/04/22(Thu) 18:01      カラス      目の色が変わる

春の繁殖期に、アオサギの嘴や脚が赤みを帯びるというのを興味深く観察していました。そんな折に、アオサギの目の色がはっきりと赤くなっているのを見ました。交尾の動作から、オスの目です。普通目の真ん中の黒い点(瞳孔?)の周りは黄色(金色)ですが、そこが赤くなっていました。他の個体にもピンク色がいました。繁殖期の特徴でしょうか。


2004/04/22(Thu) 21:37      まつ@管理人      Re: 目の色が変わる

繁殖を始めた頃は、成鳥はみな婚姻色になっています。ふだん黄色の嘴と脚が朱色になるほか、嘴と目の間の皮膚の露出した部分も紫っぽく変色します。カラスさんが見られたように目の虹彩もオレンジ色に変わります。赤く見えたりピンク色に見えたり、個体や時期によって色は異なるでしょうけど、婚姻色ということでは同じです。なお、これは性別には関係なく、雄も雌も同じように婚姻色になります。ただ、婚姻色が薄れていく時期が必ずしも一緒とは限らないので、つがいの間でくちばしや目の色が多少違っていても不思議ではありません。この婚姻色は抱卵が始まるとともにだんだん薄らいでいきます。

2003/12/20(Sat) 18:17      カラス      鳥類の図鑑には

鷲の重量は5kg位と聞いたことがありますが、石狩川で鷲の体長に近い1kgはあろう魚を掴んで飛び去る場面を見たことがあります。この場合体重の五分の一の獲物ですが、ぶら下げて飛ぶ不自由さを考えても、アオサギの軽快さには及ばないと思いました。


2003/12/21(Sun) 22:25      まつ@管理人      Re: 鳥類の図鑑には

アオサギの場合、時として500g近い魚を丸飲みすることもあります。しかし、それだけ体重が増えれば軽々と飛ぶというわけにはいきません。たしかに大きな獲物をつかんだワシに比べればサギのほうがスマートに飛び立っているように見えますが、それはサギの餌が体の中に納まっているためバランスが崩れにくいからだと思います。何気なく飛んでいるように見えますが、重い餌を運ぶのは彼らにとっても大変な重労働のはず。アオサギに歯は無いですが、くちばしをくいしばって飛んでいるのかもしれません。

2003/10/20(Mon) 21:48      秦桃子      アオサギ

アオサギの重さがわかりません。


2003/10/23(Thu) 17:15      まつ@管理人      Re: アオサギ

アオサギの体重はおおざっぱに言って1.5kgくらいです。大きな鳥ですが体重は思いのほか軽いのです。もちろん個体差はあって、中には2,300kgという記録もありますし、逆にわずか810gのガリガリに痩せた個体の報告もあります。つまり、痩せたアオサギ3羽で太ったアオサギ1羽分ですね。ただ、彼らはいっぺんに相当な量の餌を食べるので、食べた直後とずっと後とでは体重も大きく違うものと思われます。ところで、アオサギが一日に必要とする餌の量は、一説では330gから500gと言われています。人間で言えば、体重60kgの人が毎日20kgの食事をしている計算になります。ちょっと真似できませんね。

2003/02/20(Thu) 18:56      無門      遅ればせながら・・

一つ教えてくださいませんか。私には雌雄の識別が全く出来ません。ご覧の通り、私は人間の発達心理学との対比の中で野鳥を観察していますが、この鳥に関しては雌雄の区別が全く付かず困惑をしています。何か良い方法があればご指導下さい。お願い致します。


2003/02/21(Fri) 13:08      まつ@管理人      Re: 遅ればせながら・・

アオサギの雌雄の識別ですが、これは難しいですね。私も外見からは判断できません。ただし、交尾の時期なら少しは可能です。交尾時には雄が雌の上に乗っかりますから、その関係を覚えておけば、その後しばらくは雌雄を区別して観察できるわけです。

また、巣にいるつがいをじっくり見ていると、雄のほうが少し大きいなと感じるときはあります。実際、アオサギをきちんと計測すれば性差はあるようで、例えば、嘴の長さは、雄の平均120mmに対し雌112mmと雄の方が少し長く、平均体重も、雄1505gに対し雌1361gと雄のほうがやや重くなっています(以上、CrampとSimmons 1977による)。なお、この計測は日本にいるアオサギ(Ardea cinerea jouyi)ではなく、別の亜種(Ardea cinerea cinerea)のものですが、日本のアオサギでも概ね同じとみて差し支えないでしょう。

ところで、もっと時間をかけて彼らを見ていると、その動作から雌雄の微妙な違いが分かってきます。たとえば、つがいで一緒にいるときは、お互いに相手の羽を梳くような行動が見られますが、これをする頻度は雄のほうが多いように思います。雌もやらないわけではないのですが、雄に比べるとどうもおざなりな感じです。雄はもっぱら雌の気を惹くことに執着しているのに対し、雌はいったんつがいになってしまうと、雄のことよりも巣のほうに関心が移ってしまうようです。私の思い込みでしょうか?

2002/08/01(Thu) 23:31      dakoyami      白鷺草

蒼鷺について調べています。でも、実際になかなか遭遇することがないので、弱っています。顔のアップを描写していただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。


2002/08/03(Sat) 21:01      まつ@管理人      Re: 追加

顔のアップの描写というのは難しいですね。写真でお見せできれば良いのですが、アオサギを近くで撮るというのは御存知のようになかなか困難で、手持ちの写真に適当なものが見つかりません。とりあえず文字で説明してみます。目は虹彩の部分が黄色で瞳孔が黒、どこか爬虫類的な感じがします。虹彩の色はつがいを形成する頃には朱色に変わります。なお、この色の変化は嘴や脚でも同様です。そしてヒナが誕生する頃には大体もとの色に戻ります。口は、嘴の付け根よりかなり奥まで開くので、相当大きなものまで丸飲みすることが出来ます。場合によっては30cm近くの魚でも餌になります。頭の後ろに伸びた冠羽は、換羽時に抜け落ちると思っているのですが、確かなことは後でもう一度調べてみます。いずれにせよ、冠羽がないアオサギというのは、申し訳ないけど間の抜けた感じがします。幼鳥の場合は冠羽はありません。また、アオサギの頭の羽毛は興奮すると逆立ちます。ついでに言えばアオサギは首も折り畳めますし、体の可動部分が多く、動作の意味を理解すれば何を考えているのか読みとりやすい鳥だと思います。あと、餌は生きた動物なので、種子食の小鳥などに比べると鋭い顔つきをしていると思います。どちらかというと、かなり端正な顔立ちだと思うのですが、これは主観ですね。皆さんどうお感じですか? それから、もう一つ。真っ正面から見たサギの顔というのはちょっと意外です。思いの他、目が正面に向いて付いているのです。機会があったら是非じっくりと見てみて下さい。ネットでアオサギを検索すればいくらでも写真は出てきますが、海外にもアオサギはいますので、Grey Heronで検索しても同様に出てきます。もし入手可能なら、Mick Marquissという人のHeronsという本があります。細部までよく分かるアオサギのきれいな写真が多数載せられています。

2001/10/24(Wed) 18:59      まつ@管理人      アオサギの体重

メールでアオサギの体重について質問をいただきましたので分かる範囲で書いてみます。実は前に網に引っかかったアオサギの成鳥を保護したのですが、ついでに体重を計ったところ1450gありました。そんなわけで自分では普通1500gくらいかなと思っているのですが、他にいくつか詳しい記載がありますので紹介します。クランプとシモンズが計測したところによると、17羽の雄の平均が1505gということです。ただし最も軽い個体は1071g、重いほうは2073gと1kg以上の開きがあります。一方、雌のほうはやや軽く13羽の平均が1361gとなっています。こちらも1020gから1785gと個体差は大きいようです。また、バウアーとグリュッツは、わずか810gのとても痩せた個体や、逆に2300gもある特別太った個体を報告しています。一見、どのサギも同じような体格に見えるのですが、実はけっこう差があるものですね。

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