アオサギを議論するページ

観察情報 2005年

観察情報 2005年

2005/11/28(Mon) 19:41      北斗の人      アオサギとシラサギ

私はアオサギについての知識はありませんが、自宅近くに青色の羽の鳥がいるのでアオサギではないかと思いまして。また白い羽の鳥もいました。
季節は冬で初雪も降りましたが南方へ渡らないんでしょうか。
場所は道南の久根別駅の北方300m付近です。


2005/11/29(Tue) 00:03      まつ@管理人      Re: アオサギとシラサギ

写真に撮られた鳥、間違いなくアオサギです。白いのはダイサギですね。色のせいか私には白いほうが大きく見えるのですが。今の時期いるということは、ダイサギはダイサギでもオオダイサギのほうだと思います。オオダイサギであればアオサギより大きくても不思議はありません。日本にはダイサギが2亜種いて、片方は夏を日本で過ごし、片方はこの時期シベリアのほうからやってきます。冬にいるダイサギのほうが夏のダイサギより多少大きいので、前者をオオダイサギ、後者をチュウダイサギと呼んでいます(それにしてもこの投げやりな命名、どうにかならないものでしょうか)。いずれにしても、どちらのダイサギも北海道にはごく少数しかいません。

さて、サギたちがこの冬をどうするつもりか、ということですが、今の時期は微妙ですね。アオサギの場合、渡りは12月まで細々と続きますから。このサギたちもこれから津軽海峡を渡るつもりなのかもしれません。ただ、上磯や大野町あたりの川ではアオサギは越冬してますので、このまま残る可能性も十分にあります。

20年ほど前まで、北海道でアオサギが越冬するということは、ウトナイ湖などごく一部の特殊な場所を除いて考えられませんでした。けれども、最近では道内のあちこちで冬越しするアオサギに出会えます。彼らは魚が主食なので、冬でも凍らない川があれば生きていけるのです。北海道の川が昔とくらべ結氷しにくくなったことで越冬するアオサギが増えているのだと思います。なぜ川が凍らなくなったのかといえば、温暖化とか温排水とか河川の直線化とか…。結局、北海道でのアオサギを越冬可能にしたのは、われわれ人間ということになりそうですね。

2005/10/22(Sat) 12:17      ルル      無題

今日はというより先ほど我が家のベランダから6羽のアオサギが一緒のところの写真が撮れました。
今、大蓮池は水を抜いているので中ほどに少しの水たまりがあるだけの状態になっています。
朝の散歩でもあちこちに2羽くらいづつが一緒に餌をとっていました。今までは大蓮池には2,3羽くらいしかいないのかと思っていましたが、10羽くらいいそうだなと驚いていたのですが、家に帰ってベランダからみると6羽が集まっていました。

2005/07/27(Wed) 23:10      まつ@管理人      町中のサギ

今年私は創成川から不意に飛び立つアオサギを見かけました。また別の日には札幌のど真ん中にあるテレビ塔の近くで、2羽のアオサギがカラスに追いかけられているのを目にしました。そのサギたちは創成川を南へ飛んだ後、北1条通り(あるいはもう一本北の通り)との交差点で東に折れて見えなくなったのですが、ビルの4階くらいの高さをまるで谷間を縫うように飛んでいきました。
近頃、アオサギが町に進出しつつあるのは分かっていましたが、こんなに早くビルの谷間を飛ぶサギを見ようとは思いませんでした。アオサギが時計台の屋根にとまったり、大通り公園に降りてきたりする日も近いかもしれません。まあ、無いと思いますけど。


2005/07/28(Thu) 09:57      カラス      Re: 町中のサギ

アオサギの生態の全体を知りませんが、大通り公園に降りるアオサギはあると思っています。
赤れんが前庭といわれる北海道庁舎前庭の人影の無い池で魚を獲っていたり、北海道大学構内のシンジュの樹の天辺に止まっていたり、中島公園の池や創成川に連なる鴨々川に降りる彼らの姿を見ると、雪祭り雪像会場で知られる大通り公園に降りる事は想像できます。

最も可能性があるのは西5丁目の聖恩碑が建つ水槽の縁かもしれません。そこには初夏から秋にかけて数十尾の観賞用の鯉が放されています。この大きさまでならアオサギは飲み込めるかな?という小振りの鯉も泳いでいます。深夜か早朝の一瞬の間にアオサギがここに降りるのを目撃される日が一両年中にはあると思っています。


2005/07/29(Fri) 21:58      まつ@管理人      Re: 町中のサギ

町中でも意外とあちこちに出没しているんですね。
数年前までは札幌の中心部では決して見られない鳥でしたから、この先どうなっていくのかかなり注目です。ごく少数のアオサギがいろいろな場所に行っているのか、それとも、もっと多くの個体が次々に町に進出してきているのかも気になります。
カモメといいアオサギといい、札幌の空も年々変わっていきますね。

2005/06/20(Mon) 11:14      カラス      無題

先日、五戸の森公園で、かなり大きくなっていた雛が巣から半身を乗り出すように死んでいるようでした。巣に残った雛たちが時々上から突付いて落とすような仕草をしていました。
死んだようにぐったりして動かないのに、目は開いているので「死んでも目は開いているのか」と観察していました。
双眼鏡では分かりませんでしたが、スポティングスコープで見ると瞬きが確認できました。なにか、生命の消える揺らぎを見るような厳粛さを感じたものでした。

2005/05/02(Mon) 20:03      まつ@管理人      ほんとに小さな声でした

一週間ほど前の吹雪が嘘のように、ほんの短い間に春爛漫の陽気に変わった札幌です。
きょう久々に近くのコロニーを見て行きました。この春は雪が多かったのでまだ少し早いかなと思っていたのですが、生まれてましたね。ちゃんとヒナの声が聞こえました。とはいえ、ほんとにかすかな声で、130近いつがいが営巣しているにもかかわらず、声が聞かれるのは1時間待って1度あるかないか。
親鳥たちは残り少なくなった静かな時間をむさぼるかのように暖かな春の陽にまどろんでいました。大騒ぎシーズンはもうすぐそこまで来ています。

2005/04/27(Wed) 18:41      ヒロ      名寄コロニー

日曜に中名寄のコロニーやっと見つけて見てきました。毎年このあたりには釣りで訪れるのですが、なかなかコロニーの場所が分からなかったのですが、意外と分かりやすい所にあったのですね。遠目で観察したところ、30羽位いるように見えました。コロニーを間近かで見るのは初めてというか、アオサギをじっくり観察できたのは初めてなので楽しかったですよ。普段は警戒して目撃はできても観察はできなかったので。最初は堤防の上から見ていたのですが、写真を撮りたかったので川岸まで降り、撮っていました。すると僕に気づかずにほんの5メートル先位に1羽降立つではないですか!こちらが動くと逃げてしまうのは目に見えるので、ジット動かないように見ていると、慎重な動作で小枝を咥えて巣に帰りました。ドキドキの正味二分位でしたよ♪ 今日は自宅から程近い嵐山方面に行ってきました。以前から付近を多数のアオサギが行き来しているので気になっていたのですが、見つけました。道路からは見づらく次回は驚かせないように近づいて観察してこようかと考えています。今年は年男なのでアオサギの観察に夢中になってみようかと思います。


2005/04/27(Wed) 21:21      まつ@管理人      Re: 名寄コロニー

5メートルの距離で遭遇とはラッキーですね。うらやましいです。アオサギも用心深そうに見えて意外に隙があるのかも。まあ、そのほうが親しみは持てますが。

名寄のコロニーは30羽くらいではなくもっと多くのアオサギがいると思いますよ。ここ2年ほど見ていないので確かなことは分かりませんが、100巣くらいは十分あるのでは。コロニーは今が一番静かな時期だと思います。親が巣にうずくまっているので外からは見えたり見えなかったり、アオサギの数も実際よりはずっと少なく感じられるかもしれません。

嵐山のほうも大きなコロニーですね。ご存じかもしれませんが、嵐山と名寄の間にも別のコロニーがあります。場所は剣淵で、国道から牧草地を隔てて100メートルほどしか離れていません。場所さえ知っていれば誰でも簡単に見つけられるコロニーです。


2005/05/03(Tue) 22:11      ヒロ      Re: 名寄コロニー

そうなんですよね。遠くから観察していると、なかなかコロニーの全貌までは確認できないのですよね。今日も行ってきたのですが、巣の中にうずくまった状態の個体が多いようで、あまり見つけることはできませんでした。堤防の上から見ているとかなり奥の方までありそうなのですが、なかなか・・・・それに比べ剣淵は観察しやすいですね。まだこの界隈は木の葉が出ていないので確認しやすかったです。


2005/05/05(Thu) 10:29      まつ@管理人      Re: 名寄コロニー

剣淵のコロニー、やはりご存知でしたか。あのコロニーは2000年にできた(当時2、3巣)そうで、その後2年間は順調に営巣数が増えているようでした。最近は見に行ってませんが、林が広くないので規模が大きくなっても30巣ていどかなと思っているのですが。
今は巣にうずくまっている親鳥もあと一週間もすれば立ちはじめると思います。そうなるとヒナの姿も見られるようになり…。ただこれからは日に日に木の葉が大きくなるので見にくくはなりますね。

2005/04/25(Mon) 20:45      コロンボママ      白老コロニー

野草めあてで春先しか行かないのですが、白老竹浦のコロニー写真撮りましたのでお届けします♪
最終確認が2002年になっていましたが、今年も巣がいくつもあって、今はヒナを育ててる時期でしょうか?


2005/04/26(Tue) 00:24      まつ@管理人      Re: 白老コロニー

今はヒナを育てている時期かというご質問。これは微妙ですね。北海道の場合、多くのヒナが生まれ始めるのはゴールデンウィーク頃ですが、白老あたりだと雪の影響もそれほど受けないと思いますし、早い巣ではもう生まれているかもしれません。

2005/03/27(Sun) 12:49      鈴木利典      洞爺湖のアオサギ

ここ洞爺湖にもアオサギがやってくるようになりました。
私がいる施設の南側にはビオトープ池が作られているのですが、3月18日にそこで魚を取っているのを確認し、それ以降、洞爺村側の湖畔で魚を狙っていたりする様子が確認できるようになって来ました。現在は10羽以上いるようです。
厳冬期にも多少残っている個体がいるようですが、直接確認しておりませんので、来シーズンに改めて調査しようかと思っています。

こちらのページを見たところ、洞爺湖周辺にはコロニーがなさそうですので、今いる集団もそのうちいなくなってしまうのかな?と思っています。


2005/03/28(Mon) 00:17      まつ@管理人      Re: 洞爺湖のアオサギ

洞爺湖付近はちょうどコロニーの空白地帯ですが、コロニーがあってもおかしくない所だと思っています。ただ、洞爺湖については、花火のせいで落ち着いて営巣できないのかなとも思ってみたり…。それは考えすぎでしょうか? 実際に洞爺湖の花火を見たことが無いもので。
ところで、その近くだと、ニセコや羊蹄山のふもとでもそこそこ見かけます。尻別川沿いのどこかに数十巣規模のコロニーがあるのかもしれません。もしあったとしても、距離からいって洞爺湖の個体とは関係無いと思いますが。

このサイトのコロニーの分布図は100%完全なものとは言い切れませんので、こんな所でも繁殖していた、というのがありましたら教えていただけると幸いです。
それから、道内の越冬個体ですが、温暖化の影響か、このところ越冬数も越冬場所も増えているようです。洞爺湖であれば越冬している可能性はかなり高いのではないかと。来冬、こちらのほうのご連絡もいただけると嬉しいです。

2005/03/25(Fri) 21:07      avoさん      アオサギ初認

岩見沢で24日に見ることが出来ました。
ヒバリやハクセキレイ、ウミネコとどんどん初認が増えています。
春なのに、今日は冬に逆戻り、石狩は横殴りの雪でした。


2005/03/26(Sat) 08:08      まつ@管理人      Re: アオサギ初認

アオサギが渡来しましたという報告を今年はあちこちから頂いています。
一番早かったのは札幌の平岡コロニーで3月10日というのがありました。ただ、ここは越冬個体もいるので、渡り個体がいたかどうかは微妙です。私が札幌近郊で初めてアオサギに会ったのは20日の江別コロニー。このときは、40羽もいたので渡ってきたことは間違いないのですが、コロニーに到着してすでに数日を経ているといった感じでした。少し遡って17日には門別に飛来したという連絡がありました。太平洋側だからもっと早くてもいいはずなんですが、今年は雪が多かったということでしょうか。例年よりは10日程度遅いようでした。23日には名寄と陸別にも飛来したようです。また、同じ日、私は留萌にいたのですが、そこでは数羽のアオサギと出会いました。その数羽はたぶん先遣隊なのでしょう。留萌川はまだ雪と氷に覆われていますし、大きな群れが飛来するのはまだ少し先かなといった感じです。

こうして少しずつでも情報が集まると、もしかすると渡りのルートなんかも見えてくるかもしれないなと淡い期待を抱いています。

2005/03/20(Sun) 17:23      まつ@管理人      無題

もう来ているだろうとは分かっていながら、ずっと行けませんでした。今日、今シーズン初めてアオサギに会ってきました。札幌の隣、江別のコロニーです。
約40羽。おそらく渡ってきてからまだ何日も経ってないのではないかと思います。巣に入っているのはまだごく少数で、ほとんどは適当な木の枝で休んでいました。羽づくろいしたり、不特定多数の誰かに向かってディスプレイしたり、まだ様子見といった感じです。例のカポン、カポンという音もあちこちで聞こえました。近くに他のサギがやってきなどにくちばしで鳴らす音ですが、これを聞くと春だなと思います。

2005/03/10(Thu) 19:12      まつ@管理人      札幌にも飛来しました

ここ一週間すっかり春めいてきたと思ったら、いよいよ札幌でもアオサギが動き始めたようです。
今日、札幌の平岡コロニーにアオサギ14羽が飛来したとの連絡が入りました。去年は15日、一昨年は17日ということなので、今年は少しだけ早いようです。
札幌では毎年20羽程度が越冬しているので、付近にいたのがコロニーの様子を見に来たのかもしれません。が、もしそうだとしても南から大挙して渡ってくるのはもう間もなくです。
いよいよアオサギの季節ですね。
初飛来の情報などありましたら、是非教えて下さい。

2005/01/12(Wed) 22:51      まつ@管理人      早くも営巣

アオサギネットの白井さんによると、東京のほうでは早くも繁殖を始めたアオサギがいるのだとか。
あちらではたしか昨年の9月下旬に最後のヒナが巣立ったと記憶していますが、気が早いというか、いったい何を焦っているのでしょうか?
繁殖期間がおよそ8ヶ月(ちなみに北海道では長くて5ヶ月)。これだけ長いと1シーズンに2回繁殖できそうですね。海外では実際に2回繁殖して2回ともヒナを巣立たせた例も報告されています。東京のサギもそこまで気合いが入っているのであれば、2回繁殖に是非トライして欲しいものです。


2005/01/19(Wed) 00:00      しらい@アオサギネット      Re: 早くも営巣

焦って繁殖を始めたアオサギを観察している本人です(汗)。
今のところ、巣を作り始めている状態で、卵を産んだ様子はありません。早く繁殖を始めるのは、餌の量も関係していると思うのですが、どうでしょうか。
昨年は長く、6月ごろだったかに繁殖をはじめようとしたつがいもいました。そのつがいが2月に繁殖したかは分からないのですが、今年は、2回繁殖というのもあるかもしれません。
6月に繁殖しようとしたつがいが、今繁殖を始めているグループに入っているようです。
もうすこし整理しないといけませんです…

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