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放水で鳥獣保護法違反 波久奴神社がヒナ死亡で県に陳謝
〔写真〕樹上約30メートルで巣作りを活発化させる波久奴神社のアオサギ

高さ約30メートルの樹上で巣づくりを活発化させるアオサギの糞害に手を焼く、長浜市高畑町の波久奴神社が今年5月11日、地元消防団に依頼して、消防放水による追い払いを試みたが、放水でアオサギのヒナが落下して死亡したため、県自然環境保全課が、鳥獣保護法違反(無許可駆除)に当たるとして注意し、神社側が「てん末書」を県に提出して詫びる一幕があった。

バードウォッチング中の日本野鳥の会滋賀支部のメンバーがたまたま放水とヒナの死亡を目撃して県に通報していた。
同神社では境内奥の樹木にアオサギの巣が20余りあり、糞による樹木の枯死が問題化している。消防団の放水は昨春に始まり、今年4月20日にも行われていた。この日は湖北地域消防本部長浜消防署が安全確認のため、署員を派遣していた。また長浜市の農林水産課も放水による追い払いを事前に知らされており「駆除ではなく、追い払いと認識していた」としている。

消防署では今後、消防放水による野鳥の追い払い行為を原則認めない方針で検討しており、長浜市も「産卵、孵化期の追い払いは慎重に行うよう指導していきたい」としている。しかし地元では「市にも相談し、時期を選んで放水した。違法行為とされ憤りを覚える」「巣の多くが高過ぎて、放水も届かなかった。万策尽きた思い」などと、落胆する声が出ている。

鳥獣保護法では、すべて野生動物の捕獲、駆除を自治体の許可制としており、自治体は害獣捕獲基準に従い許可判断を示している。市町が許可するのは哺乳動物でニホンジカ、ニホンザル、イノシシ、アライグマ、ハクビシン、鳥類でカラス、ドバト、スズメ。その他は県の許可。

波久奴神社の場合、境内での銃駆除は「好ましくない」と自粛し、神社近くの西池など一帯が鳥獣保護区に指定されていることから、「とりあえず境内での巣づくり阻止」を目的に放水を発案したという。

県自然環境保全課では「巣落としや、放水による威かくは違法ではない。しかし、ヒナが死亡した場合は、駆除行為と見なさざるを得ない」としている。

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