朝日新聞
2012年6月18日
野生のアオサギ、鳥舎の上で子育て 天王寺動物園
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大阪市天王寺動物園(天王寺区)の大型鳥舎「鳥の楽園」の屋根の上で、アオサギが子育ての真っ最中だ。園で飼育されていると勘違いされがちだが、実は野生。飼育動物のエサをかすめ取る厄介者だが、今年は園内で弱った幼鳥が相次いで保護された。「楽園」の外の事情は――。
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園の南側、JR大阪環状線に面した一角にドーム状の「鳥の楽園」がある。約3千平方メートル、高さ20メートルの鉄製の巨大なかごの内部にせせらぎや湿地を再現し、28種約200羽が暮らす。
ドームの屋根の部分の金網の上に約30のアオサギの巣が並び、80羽ほどが群れている。3月ごろに卵からかえったヒナが7月ごろに巣立つまで姿が見られる。