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京都新聞
巨木「たも」ふん害悩む 「宮津城の名残」アオサギの楽園に
国道178号沿いに立つ「たも」の木。地元では「宮津城の名残の木」とされている(京都府宮津市敦賀)

「たも」の木が枯れてしまわないか心配です―。京都新聞社の双方向型報道「読者に応える」に寄せられ、宮津支局に手紙も届いた。地元で「宮津城の名残の木」と伝わる巨木は今、アオサギたちの「楽園」となっており、ふん害に地域住民らは頭を抱えている。

「たも」の木と親しまれる古木は国道178号沿い、京都府警宮津署(京都府宮津市鶴賀)の向かいに立つ。旧宮津城の二の丸東北端付近にあたり、現在は府漁業協同組合宮津地方卸売市場が近くにある。

その古木に今、多くのアオサギが巣を作っている。葉や歩道はふんで白くなり、辺りに鳴き声が響く。京都市動物園によると、アオサギは営巣期に集団生活を送る。4~9月が繁殖期で2~5個の卵を産む。府立植物園によると、ふんが葉にかかって光合成ができずに落ち、樹勢が衰えてしまうこともあるという。

「たも」の木に巣を作り群がるアオサギ

「地域の人にとって文化財のような木を残したい」。同市京口町に住む柴山周さん(75)は4月中旬、少なくとも7個の巣があることに気付き、市教育委員会などに対応を願う手紙を出した。「5年前の写真と見比べると、上の方が枯れている」と心配する。

府丹後広域振興局によると、野生鳥獣の捕獲は鳥獣保護管理法で許可が必要とされており、生活環境被害がある場合には府が申請を受けて調査の上で許可する。道路管理者の府丹後土木事務所は「ふん害はあるが、今のところ交通安全の観点で被害はない」と話す。ただ「巣がいくつもあり、枯れ枝が落下する危険性があるということで撤去できないか検討している」と言う。由緒を記す駒札を設置している市教委は「来年、巣を作らせないための対応が重要。府と連絡を密にして木の保全策を協議したい」と述べた。

柴山さんは「府と市が一体となって『たも』の木を助けてほしい」と訴える。木は国道や下水道の工事の際にも歩道や水路を迂回(うかい)させて伐採を免れた。宮津の歴史を伝える古木をふん害から守ることはできるだろうか。

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