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朝日新聞
今度は住宅街に小魚 オタマジャクシ騒動の石川
石川県中能登町で見つかった小魚=10日、大畠正吾撮影
石川県中能登町で見つかった小魚=10日、大畠正吾撮影

オタマジャクシが空から降ってくるという珍現象があった石川県七尾市や白山市に続き、今度は小魚約10匹が中能登町の住宅街で見つかった。事態が拡大する中、原因をめぐって専門家の見方も割れている。

100匹ほどのオタマジャクシが見つかった七尾市中島町から南へ約15キロ。9日夕、中能登町の近江幸雄さん(78)方のライトバンの荷台や側溝 でフナとみられる3~5センチの小魚が死んでいた。拾い集めると10匹ほど。「鳥がつまんで来たか。それにしても数が多い」と頭をひねった。


なぜオタマジャクシや小魚が降るのか。日本鳥類保護連盟石川県支部長の時国(ときくに)公政さん=七尾市=は鳥説だ。「アオサギなどが何かに驚き、えさのオタマジャクシを吐き出したのでは」と推測する。

現場は自然に恵まれた能登半島などにある。七尾市では5月の田植え以降は雨がなく、6月の降雨量は9日現在で0ミリ。ひび割れた田んぼの水たまりにオタマジャクシが泳ぐ姿が見られる。「鳥がたらふく食べて飛んでいたのかも」と時国さん。

一方、山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)専門員の平岡考(たかし)さん(52)は鳥説に否定的だ。「大きなサギなら100匹を捕獲することもあるだろうが食べた物は消化され、吐き出したら団子状になっているはず」という。

では、竜巻か。気象庁気象研究所の鈴木修さん(49)は、竜巻の通り道に水田があればオタマジャクシを巻き上げることも「なくはない」。ただ、別の気象学の専門家は「竜巻なら強い風を感じたり、ほかの物が飛んだりするはず」と疑問視している。(大畠正吾)

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